Dr.kです。
今回は『なぜキムチ納豆で痩せた人が多いのか!そのダイエット効果とは?』について話を進めていきたいと思います。
ここでいうキムチ納豆とは、ご想像の通りキムチと納豆を混ぜ合わせたものになります。
これを炊き立てのご飯にぶっかけて食べるとたまらなく美味しかったりしますよね?
ネット上の口コミをみていると『キムチ 納豆で痩せました!』『一か月で1.5kg痩せました!』などと魅力的な言葉を発信しているサイトが目立ちますが、果たしてそんな簡単に痩せるのか気になりませんか?
今回はそんなキムチ納豆のダイエット効果について検証していき、痩せたという口コミが広まっている理由について探っていきます。
『というかお前誰だよ?』って思われた方はお手数ですサイトの紹介、もしくはツイッターやってますので、そちらを読んで頂けたらと思います。
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はじめまして! このサイトを運営している元アスリートのDr.Kです。 手短にサイト運営者である私の自己紹介と、私が考えるダイエ ...
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皆さん
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— クマ男🐻@山で筋トレに励む野生人 (@Drk73231799) October 21, 2020
では、まずは納豆とキムチの各食材のダイエット効果についてみていきましょう!
納豆のダイエット効果はめちゃめちゃ凄い!
キムチ納豆のダイエット効果の中で、納豆はとても大きな影響力を持っています。
なぜなら、納豆の優れた栄養価と食物繊維、そして納豆菌によって作り出された酵素はダイエット効果にめちゃ影響力をもっている成分だからです。
『優れた栄養価?繊維?酵素?一体なんのこっちゃ』って思われた方も多いと思いますので、これから順に解説していきたいと思います。
納豆のダイエット効果を促す3つの成分!
納豆の優れた栄養価、繊維、酵素とは主に以下の成分となります。
ダイエット効果を促す成分
- 食物繊維
- ビタミンB2
- ナットウキナーゼ
さっそくビタミンB2から解説していきます。
食物繊維のダイエット効果
納豆には食物繊維がたくさん含まれており、これは野菜の食物繊維と比較しても断トツに多く含まれています。
とは言え、食物繊維がなぜダイエットに効果があるのか分からない方も多いかと思いますので、簡単に説明します。
食物繊維には血糖値の上昇を抑える働きがあり、血糖値を抑えると太りにくくなるといった嬉しい効果が期待できるのです。
『お前の言葉だけでは信用ならねぇ~』って方のため、糖質や血糖値の専門家であるアキバ水野クリニック院長の水野雅登先生が監修する以下の文献から引用させて頂きました。
太る仕組みについて
そもそも太る仕組みについて。炭水化物は体内で分解されてぶどう糖になり、血液に入ります。
血液の糖の濃度(血糖値)が上がると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌。インスリンには、ぶどう糖を回収して全身の細胞に送り込み、血糖値を下げる役割があります。
ぶどう糖は必要な分だけエネルギーに利用されますが、余った糖は体脂肪として蓄積されます。これが太る仕組みです。
出典:糖質オフ大全科 編者:主婦の友社 発行所:株式会社主婦の友社
以上の文献から読み取れるように、太る原因とはまさに血糖値が関係しているということなのです。
例えば、甘くて美味しいケーキをガツガツ食べた場合、血糖値が上昇することは想像がつくかと思いますが、この場合処理しきれないぶどう糖が血中にあふれてしまいます。
するとエネルギーとして使われないぶどう糖が脂肪として蓄積されてしまい、無駄な贅肉として体蓄えられ太ってしまうのです。
しかし、食前に食物繊維たっぷりの納豆を食べることで、主食のごはんやパンを食べても血糖値の上昇を抑えることができ、結果としてダイエット効果として期待できるのです!
納豆の食物繊維はほうれん草の2.5倍!
しかも、納豆の食物繊維はほうれん草の約2.5倍も含まれているのです。
『それってほうれん草の食物繊維が少ないんじゃないの?』って思われた方もいるかもしれませんが、ほうれん草は野菜の中でも栄養価も食物繊維もとても豊富に含まれています。
なんたってポパイが圧倒的に強くなるにはほうれん草が必要なくらいですからね(笑)
ビタミンB2のダイエット効果
先ほど食物繊維が血糖値の上昇を抑える話をしましたね!
実は納豆に含まれているビタミンB2には血糖値の上昇を抑える作用があると言われており、さらに糖質、脂質、たんぱく質などの代謝を促す働きがあるため、ダイエットには欠かせない成分でもあります。
さて、納豆にはどれくらいビタミンB2が含まれているのでしょうか?
野菜の中で最も栄養価の高いブロッコリーと比べてみたいと思います。
ビタミンB2の含有量
納豆 100g(2パック) : 0.56mg
ブロッコリー 100g : 0.20mg
以上の数字で分かるように、納豆には極めてたくさんのビタミンB2が含まれているのです。
『というかブロッコリーで比較したけど、そもそもブロッコリーって栄養価高いの?』って思われた方は、ブロッコリーのビタミンB群の栄養価を超える野菜を探してみてください。
まずないと思いますので(^^♪
このように納豆はビタミンB2を多く含み血糖値の上昇を抑え、糖質、脂質やたんぱく質の代謝も支えている重要な食材なのです!
ナットウキナーゼのダイエット効果
ナットウキナーゼは血液サラサラ効果があると言われており、血液の循環が改善されることで代謝の向上が期待できます。
『なぜ血液循環が改善されることで代謝がよくなるの?』って思われた方もいるかもしれませんが、栄養や酸素を運ぶ血液の循環が悪くなれば、当然エネルギーとして使われる栄養や酸素も不足してしまい、代謝が落ちて太りやすくなったりするわけです。
もちろん、健康上で体のあちこちに病気が発生する要因にも繋がってしまうのですね。
では納豆に含まれるナットウキナーゼを摂取するとなぜ血液がサラサラになるのか?
その理由については、医学博士で『納豆博士』とも呼ばれている須見洋行先生の文献から言葉を引用します。
これが『納豆には血液中の血栓を溶かす強力な酵素であるナットウキナーゼが含まれている』という発見につながったからなんです。人工的に作った血栓の上に約200種類の食品を次々に置き、血栓の変化を調べる。そんな実験の過程で、たまたま手短にあった納豆を血栓の上に置いてみたのです。すると、納豆の周囲の血栓が見事に溶けたのです。その効果は、他のどんな食品よりもずっと強力なものでした。
出典:『納豆』のすすめ 著者:須見洋行・直江勝司 発行所:PHP研究所
いかがでしょう?
血栓を溶かすナットウキナーゼってすごいですよね?
血栓は血液の塊ですから、こんなのが血管内で詰まってしまったら血液循環が悪くなるだけでなく命にかかわってしまいます。
しかし納豆に含まれるナットウキナーゼで重篤な病気を予防するだけでなく血液サラサラ効果によってダイエット効果が生まれるのです。
納豆については以上の解説となりますが、より具体的に納豆のダイエット効果について知りたい方は私の別ブログでご紹介している納豆のダイエット効果が本当に凄い!を参照されてください。
キムチのダイエット効果とは?
さて、ここまでじっくり納豆のダイエット効果について解説してきましたので、次はキムチについて解説していきます。
一般的に、我々が口にしているキムチは白菜を様々な原材料に漬け込んで発酵したものになります。
『それがどうした?』って思われるかもしれませんが、白菜を様々な原材料に漬け込むことと、発酵という過程の中で白菜はとんでもなくエネルギッシュな野菜へと変貌し、健康効果だけでなくダイエット効果抜群の食品へと生まれ変わるのです!
一体どういうことなのか、キムチの由来から少々説明させてください。
キムチという発酵食品の由来とは?
もともとキムチは日本の食品ではなく、朝鮮から日本へ渡ってきた漬物の一種です。
主に白菜などの野菜を、塩、唐辛子、魚介塩辛、ニンニクなどを使用した漬物で、朝鮮で初期に作られていたキムチは単なる塩漬けであったそうです。
後に唐辛子が朝鮮に伝来したことで現在のキムチが作られるようになったそうです。
現在の赤みを帯びたキムチは唐辛子によるものですね!
日本のスーパーで販売されているキムチは白菜から作られていることがほとんどであり、白菜の状態では大した栄養価はなくとも、キムチへと作られる過程で豊富な栄養素が誕生していくのです。
実は、この過程の中で増えた栄養素にキムチのダイエット効果に通じる成分があるのです(^^♪
以上のように、もともと日本の食文化の中でうまれた食品ではなく、朝鮮から入ってきた食品になるわけですね。
そして作られる過程のなかでパワーアップしていく!
では次の項でどのようなダイエット効果があるのか見ていきましょう!
代謝を促進させる成分『カプサイシン』
先ほど、キムチには唐辛子が含まれているとお伝えしましたが、この唐辛子には『カプサイシン』と呼ばれる成分があります。
これは唐辛子やししとう等に含まれる辛み成分で、これがダイエット効果を促す成分として貢献してくれるのです!
それこそ近年、熊が里に出没して大変な騒ぎになっていますが、この熊に対して有効な熊スプレーの成分はなんと『カプサイシン』なのです!
熊は人間の数億倍以上の嗅覚をもっているので、このスプレーは熊にとって絶対的な攻撃力を持つ兵器のようなものです。
翻って、私達がこのキムチを食べるとカプサイシンの作用によって『アドレナリン』と呼ばれるホルモン物質が分泌されます。
『ん?もしかして興奮状態に陥ると分泌されるやつのこと?』っと思われた方は正解です!
実は、カプサイシンを含む食べ物を食べるとアドレナリンが分泌されるため、一時的に人間のパフォーマンスを向上させ、さらにダイエットにも効果を発揮してくれます。
アドレナリンのダイエット効果は2つあります!
- 脂肪分解作用
- 代謝の促進作用
リパーゼの脂肪分解作用
キムチを食べると脂肪燃焼効果があると言われています。
なぜならキムチのカプサイシンの効果によってアドレナリンが分泌されると、リパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素が働き脂肪を分解してくれるからです。
そのリパーゼが脂肪を脂肪酸に分解し、分解された脂肪酸は筋肉でエネルギー消費されることで代謝を促進させてくれるのです。
アドレナリンの代謝促進作用
アドレナリンが分泌されると代謝が向上します。
血液循環が良くなり、体温の向上、発汗作用、エネルギー消費量が増えるためダイエットに良い影響を与えます。
キムチ鍋なんかを食べると体の芯から暖かくなり、額から汗がにじんできませんか?
まさにエネルギー消費が活発になっているからなんですね。
キムチに含まれるビタミンB群の代謝促進作用
白菜からキムチに変わるだけで栄養価はがらりと変化します。
食物繊維は2倍に増え、ビタミンやミネラルも倍以上に増えているのです!
嬉しいことに代謝を促進させるビタミンB群は大きく増え、その中でも血糖値の上昇を抑えるビタミンB2は約5倍に増えているのです。
その他にも、たんぱく質の代謝に関係するビタミンB6も約3倍に増えているので、白菜からキムチへの進化は素晴らしいものです。
キムチと納豆の食べ合わせ効果が凄い!
さて、最後にキムチと納豆の食べ合わせ効果についてご紹介します!
今までの話から、キムチと納豆のダイエット効果が優れていることが分かりましたが、あえて一緒に食べるメリットはなんなのか気になりますよね?
もちろん、キムチ納豆を実践している方が多い事実から、食べ合わせる理由があるわけなんですが、そのメリットは2つあります。
食べ合わせのメリット
乳酸菌が増え腸内環境が良くなる
たんぱく質の同時摂取
キムチには乳酸菌が含まれていますが、乳酸菌には腸内環境を整える効果があり、免疫力を高めたり便秘解消にも一役買っています。
そんな乳酸菌との相性がよいのが実は納豆に含まれる納豆菌なのです。
なぜなら乳酸菌は納豆菌をエサとして繁殖するため、整腸作用をもたらす乳酸菌が腸内環境を整えることで排便を促します。
体内の老廃物を円滑に排出することが出来ると、血液循環もよくなるため代謝も向上していくため、ダイエット効果をもたらしてくれるのです。
たんぱく質を同時摂取できる
キムチでは『たんぱく質』の摂取が難しいため、納豆を併せて食べることで簡単に補うことが可能になります!
なぜたんぱく質なのかと言うと、ダイエットにとって、筋力を向上させることも必要不可欠な要素だからですね。
痩せやすい体質を作るためには、代謝を促す筋肉は必須であり、筋肉を作るにはたんぱく質を摂取する必要があります。
それと、見た目の問題もあって、単純に痩せた人と筋肉を鍛えて痩せた人では、全く見た目の印象は異なるものです。
もしモデルのような素敵な姿に憧れているなら、筋トレしまくって体を引き締めてくださいませ(^^
だからたんぱく質は必要不可欠なのです。
どんな食べ方をしたら良いのか?
どんな食べ方が良いのか?
単純に、買ってきた納豆のパックにキムチを入れて混ぜ込むだけです(笑)
余計な手間は省いて食べる方がストレスなく出来ますしね!
さらにお豆腐の上に混ぜ込んだキムチと納豆をかけて食べるのも良いでしょう(^^♪
豆腐と納豆に含まれるたんぱく質を摂取することが出来ます!
まとめ
以上、キムチと納豆の食べ合わせ効果についてご紹介してきました!
それぞれ単体でもダイエット効果は十分にあり、さらに食べ合わせることで新たな効果をもあらすことも分かりました。
是非とも、今後の食卓に並べて欲しい食べ合わせ料理です。
最後に今回の記事のおさらいをします。
納豆のダイエット効果
- ビタミンB2の血糖値の上昇を抑える作用
- 食物繊維による血糖値上昇を抑える作用
- ナットウキナーゼの血液サラサラ効果
キムチのダイエット効果
- アドレナリンによる脂肪分解作用
- アドレナリンによる代謝促進作用
- キムチが作られる過程でうまれたビタミンB群の代謝促進作用
キムチと納豆の食べ合わせ効果
- 乳酸菌の繁殖を促し腸内環境を整える
- たんぱく質の同時摂取
以上で今回のなぜキムチ納豆で痩せた人が多いのか!そのダイエット効果とは?についてご紹介致しました。