今回のテーマは『うつ病を引き起こす食事....肉不足はあなたの精神を壊します!』
最近のあなたは怒りっぽいですか?
無理な食事制限のダイエットはしていませんか?
気づいてないだけで、あなたの精神は破壊されているかもしれません。
そして、それは食事によって引き起こされている可能性もあります。
肉不足があなたの精神を破壊する!
意外に思われるかもしれませんが、肉を全く食べない人は、うつ病になりやすい傾向にあることが分かっています。
特に過剰なダイエットを行い、脂質やコレステロールは太るといった先入観が強い方は陥りやすいので要注意です。
たんぱく質不足が深刻なうつ病を引き起こす!
なぜ肉を食べない方はうつ病を発症する可能性が高いのか?
理由は単純で、たんぱく質が不足すると脳内の気分を安定化させる「セロトニン」「ドーパミン」「アドレナリン」などの神経伝達物質が不足するからです。
『セロトニン?ドーパミン?アドレナリン?それなら知ってる知ってる』
って方も多いかと思いますが、これらの物質がたくさん分泌されている時はとても気分が良いものです。
特にその中でセロトニンは脳の安定化にとても重要なため、うつ病で処方される抗うつ薬にもセロトニンの有効性を高める働きがあるといわれています。
だからたんぱく質が不足することは、脳内のハッピーホルモンなる物質が不足し、精神状態が不安定になりやすくうつ病にもなりやすくなるのです。
たんぱく質不足は睡眠障害を生む?
さらにセロトニンの不足は不眠につながる可能性があります。
セロトニンは睡眠ホルモンである『メラトニン』をつくる材料でもあるため、セロトニンが不足すると睡眠障害に繋がる可能性もあるのです。
どうですか?
睡眠不足ってめちゃくちゃ精神的な破壊力がありますよね?
寝不足な日が連日続いたりすれば、精神的にも鬱っぽくなっちゃいますから、やはりたんぱく質の栄養補給はとても大切です。
コレステロール不足はあなたの脳を破壊する!
お肉の食べ過ぎはコレステロールが増えてダメ!
卵は一日1個までですよ!
といった感じで、コレステロールって名前を聞くだけで『あ!体に悪い成分だ』と決めつけている方っていませんか?
残念ながら、その考えはすでにオワコンレベルなので、これを機に健康リテラシーをアップデートしてください!
実は、2015年4月1日に厚生労働省が『コレステロールの食事での摂取制限を撤廃』しているため、現在では『卵を一日に1個だけ』という、昔からの神話はすでに崩壊してしまっています。
コレステロール不足は人を自殺に追い込む?
意外にも、コレステロールが不足すると精神状態を悪くすることが分かってきています。
以下は他の記事でもご紹介している内容ですが、一部抜粋したいと思います。
帝京大学の精神科の先生とJR東日本が強力して、JR中央線で自殺した人たちの年齢層とコレステロールの関係性を調べたという報告があります。
結果は・・・
9割が55~60歳、そのほとんどが男性で全員がコレステロール降下薬を飲んでいた
とのこと・・・つまり、肥満の原因と思われていたコレステロール、そして病気の根源とも思われていたコレステロールの摂取を控えることは、うつ病などの精神疾患にかかりやすくなるということです。
また2009年に『精神医学研究誌』が米国の退役軍人4500人を15年にわたって追跡をした研究では、
コレステロール値が低く、うつ状態の人は、自殺や事故のような不自然な原因で早死にするリスクがほかの人たちの7倍だった
※出典:『いつものパン』があなたを殺す デイビット・パールマター
いかがでしょう?
日本でも海外でも同じような事例が出ており、しかもこれ以外にもコレステロールと自殺に関連した研究が存在します。
なぜコレステロールが不足すると精神が壊れるのか?
先ほどコレステロール値の低さと自殺率が関連しているとお伝えしましたが、それは一体なぜなのでしょうか?
考えられる可能性としては、
脳がコレステロールをたくさん必要とする臓器だからです。
脳は水分を除けば40%が脂肪であり、さらにその30%がコレステロールで出来ており、全身に存在する1/3のコレステロールが脳に存在している。
※上記データ参照:『ケトン体が人類を救う 著者:宗田哲男」 文章はDr.kにて構成
同じく、上記著書からの引用になりますが、
コレステロールを下げる薬を飲むと、脳の活動が低下して、認知症やうつ病などが引き起こされることもわかってきました。
また神経科医であり、著書『「いつものパン」があなたを殺す』で、話題となったデイビッド・パールマター博士は、
コレステロールを低下させるための処方薬「スタチン」が脳疾患や機能障害を引き起こしている
との見解も示しています。
「え~!コレステロールが高いとダメって教育されてきたのに・・・なんか真逆のこと言ってるよね(;'∀')」
とまあ、こんな風に思われる方も依然としていらっしゃるかと思いますが、すでに時代は変わっているのです。
うつ病は薬で治せない
コレステロール降下薬に続き、次は抗うつ薬について解説です。
そもそも、うつ病は薬で治せません。
もし治ってたら、風やインフルエンザのように治って元の日常を取り戻しているはずです。
それが薬では改善することができないから、うつ病の方は病院通いをやめられないのでしょう。
しかもうつ病は年々増えてきており、アメリカではうつ病患者は10人に1人の割合ともいわれています。
ハッピーホルモンはたんぱく質で作られている。
詳しくは下記記事【精神疾患で暴れる人たち|普段の食事があなたの精神を破壊する!】を参照して頂ければと思いますが、実は精神を安定させる物質『セロトニン』は、80~90%は、腸内の神経細胞が生成していると言われています。
精神疾患で暴れる人たち|普段の食事があなたの精神を破壊する!
こんにちは! 元アスリートのDr.kです。 今回は『精神疾患で暴れる人たち|普段の食事があなたの精神を破壊する!』をテーマに解 ...
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しかも、うつ病薬はこのセロトニンの合成を高めることで抗うつの役割を果たしているのですが、肝心な材料となるたんぱく質がなければ合成も出来ませんし、腸内環境もよくなければ、セロトニンの合成もうまくいかないでしょう。
例えるなら、車の生産ライン上に機械の不具合が生じ、本来であれば作れるはずのパーツが出来上がってこないといった感じです。
良質なお肉があなたの精神を回復させる
ここまで読んで頂けた方なら、なぜお肉が重要であるのか分かって頂けたかと思います。
理由については以下の通り
- 肉に含まれるたんぱく質が脳に必要な(精神を安定させる)神経伝達物質を作るため
- 肉に含まれる脂質(コレステロール)が脳の栄養源であるため
もちろん、これは肉に限ったことではなく、良質なたんぱく質は、「魚、豆、卵」などからも摂取できますし、肉だけに頼った栄養源は決してよいとはいえません。
健康リテラシーこそ最強の病気予防
ダイエットをするために脂質を拒絶して肉を食べないだとか、コレステロール値が高いからといって肉を食べないのはロジックとして間違っています。
コレステロールは2015年に厚生労働省が摂取制限を撤廃していますし、そもそもコレステロールというものは、80%近くが肝臓で生成されるものであって、
たくさん食べたからといって大量に備蓄されるわけではないのです。
なにが良くてなにが悪いのか?
それについては、各人が健康に関するリテラシーを高めてく必要がありそうです。
ただネットの情報をうのみにするのではなく、誰かが言っていたから簡単に信じるのではなく
その情報を発信しているのは何者なのか?
その情報はどこから入手したのか?
エビデンスは存在するのか?
というのを徹底して調べる必要があると思います。
なので、この記事を読んでいる方も、私の言っている情報が正しいかどうか、是非この世に溢れる専門家の著書を読み漁って判断して頂けたらと思います。