今回のテーマは、【おからを使った『すいとん ダイエット!』味噌汁で更なる相乗効果!】について解説していきます。
※本記事は以下の3つの疑問のうち一つでも感じている方に是非読んで頂きたい内容です。
対象となる読んで頂きたい方
- すいとんってなんだかヘルシーなイメージがあるけどダイエットに効果あるのかな?
- すいとんって主原料が小麦粉だから血糖値の上昇が心配だな・・・
- おからを使ったすいとんってどんな食べ方をすればよいの?
なんとなく「すいとん」はダイエット食のイメージがあったりしますが(私の思い込みかもしれませんが・・・)
本当にすいとんはダイエットに有益なものであるのか?
いきなり結論を言うと、すいとんそのものは、小麦粉を主原料としていてダイエットにはお世辞にも効果があるとはいえません。
というか、『すいとんをバクバク食べたらむしろ激太りの原因でしょ!』って勘違いしている人たちに言いたいですね(笑)
ただし、一工夫するだけで非ダイエット効果だったすいとんも、超ダイエット食品に生まれ変わることも可能だったりするのです。
すいとんは作り方、食べ方次第でダイエット食品に生まれ変わる!
すいとんがダイエット食品に生まれ変わるかた作り方や食べ方次第で大きく変わります。
- では、どのように作れば良いのか?
- どのような食べ方をすればよいのか?
本記事のテーマに焦点を併せながら各解説していきたいと思います。
おからパウダーを主原材としたすいとんを作りましょう
結論を言うと、すいとんの原料にはおからパウダーを是非使いましょう!
おからとはなにかを説明すると、超簡単にいうと『豆腐を作る際に出た大豆の絞りカス』です!
『なんだ!そんな絞りカスに栄養があるのか?』って思われた方もいるかと思いますが、絞りカスの方が実は栄養価がめちゃめちゃ高いのです。
それについては後にしっかり解説していきます。
まずは『なぜおからパウダーなのか?』について理解を深めていきましょう!
そもそもすいとんの主原料とは?
皆さんは『すいとん』って食べたことありますか?
すいとんは、小麦粉を練って団子のようにした塊をお汁で煮た日本の伝統料理です。
作り方次第で食感に強弱を作ることができ、練ったものを味噌汁や鍋物なんかにいれたりします!
しかし、美味しい料理ではあるのですが、一つ大きな問題をはらんでいます・・・
実はすいとんの主原料ほぼ小麦粉と水しか使っていないからほぼ炭水化物なんです。
小麦粉を使ったすいとんはヘルシーではない!
以上のことから、すいとんは単純にうどんやパスタと同じように、単なる小麦粉を水と一緒に練りこんだものに過ぎません。
単なる糖質の塊だとも言えるので、仮に主食のごはんと併せて食べるようなことがあれば、ラーメンと白米ごはんセット並みにヤバイでしょう!
血糖値が上がりまくって太る要因にもなりますし、健康状態にとっても一切メリットがありません。
※なお『血糖値の上昇=太る』のロジックが分からない方は以下の記事を参照してください。
血糖値の上昇で太る仕組み【食前に真剣に考えたいこと】とは?
こんにちは!元アスリートのDr.kです! 今回は『血糖値の上昇で太る仕組み【食前に真剣に考えたいこと】とは?』について解説していきたいと思い ...
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ただし、すいとんを作る際の主原料を小麦粉ではなく、さきほど紹介したおからパウダーに変換して頂ければ話は別です。
次項ではおからパウダーの魅力、ダイエット効果について深堀していきたいと思います。
おからパウダーを使った『おからすいとんダイエット』の魅力!
おからパウダーとはなにか?
まずはオカラパウダーについて解説していきます。
そもそも皆さん『おから』はご存知ですよね?
先ほども紹介しましたが、おからは『豆腐を作る際に出た大豆の絞りカス』です!
その絞りカスであるおからの水分を脱水及び乾燥させ、粉末状にしたものが『おからパウダー』なのです!
補足ですが、絞りカスと同時に絞って出てきた汁は、我々が良く知っている豆乳のことです!
この豆乳を使ってお豆腐を作っているわけで、その副産物としておからが出来ているのです。
おからパウダーの抜群の栄養価を知りましょう
では、おからパウダーの栄養価とはどんなものなのか?
具体的に栄養価を数字で表していきたいと思います!
その栄養価は以下の通り!
※おからパウダーの100gあたりの栄養成分表 (日本ガーリック㈱のおからパウダー参照)
- 熱量: 350kcal
- たんぱく質 23.3g
- 脂質 15.6g
- 炭水化物 52.4g(糖質5.9g 食物繊維46.5g)
- ナトリウム 12.3mg
- 水分 5.2g
- 灰分 3.5g
おからパウダーの食物繊維がマジでヤバイ
私がこの栄養成分表をみてマジで訴えたいことは、食物繊維の含有量です!
健康リテラシーの高い方なら分かるかと思いますが、とにかく食物繊維の数字が以上に高く、この物質の約半分が食物繊維なんです。
日本人の一日の食物繊維の目安量が約20g=つまりオカラパウダーを40gほどすくって食べれば簡単にクリア可能!
もはや、このおからパウダーだけで日本全国民の慢性的な食物繊維不足が解消されるのではないかと思います(笑)
たんぱく質も非常に高い
『たんぱく質』に関しても栄養価が高く、確かにプロテインに及びませんが、それでも食品の中では非常に栄養価が高いです!
私の場合、プロテインシェイカーで水に溶かして飲んでしまうこともありますよ(笑)
この栄養満点食材をすいとんのつなぎにしてしまえば、糖質のとりすぎは防げるわけでね☆
さらに食物繊維のおかげで糖質の吸収を抑えたり、満腹感を与えてくれますし、たんぱく質量も非常に高いので、筋肉をつけたい方にもオススメです!
※ちなみに、「食物繊維=糖質の吸収の抑制」または「食物繊維=ダイエット」に直結しない方は、以下の記事を読んで頂ければよく分かるかと思います。
『食物繊維』にはなぜダイエット効果があるのか?
こんにちは! Dr.kです! 本日は『食物繊維』にはなぜダイエット効果があるのか?についてご紹介していきます。 ...
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以上が、すいとんの主原料をおからパウダーに置き換えたい理由、そしておからパウダーの魅力とダイエット効果となります。
すいとんは味噌汁が圧倒的にオススメ!
さて、次はおからすいとんのヘルシーな食べ方についてご紹介していきます。
特にダイエットを頑張る方におすすめしたいのが、作った「おからすいとん」を味噌汁に放り込んで食べて頂きたいです。
特に玉ねぎを具材としてたっぷり使った味噌汁がオススメです!
※なぜについて具体的に話をするとクソ長くなってしまうので、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にされてください。
『玉ねぎ味噌汁のダイエット効果』3つの栄養源があなたの体を律する
こんにちは!Dr.kです。 今回のテーマは、【『玉ねぎ味噌汁のダイエット効果』3つの栄養源があなたの体を律する】について解説し ...
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みそ汁が良いとされる理由
ザックリとおからすいとんを味噌汁にすると良い理由は以下の通り
チェックリスト
- 食物繊維の摂取量アップ
- 腸内環境の調整
- 野菜との相乗効果
食物繊維の摂取量アップ
味噌汁の材料である味噌は、そもそも大豆から作られています。
そしてその大豆には食物繊維が含まれており、味噌汁には『大豆の食物繊維+具材となる玉ねぎなどの野菜』の食物繊維も加わっています。
つまり、そんな食物繊維パラダイスの味噌汁におからすいとんが加わったら最強だと思いませんか?
しかも、たんぱく質まで加わっているのですから、どれほど心強い料理であるか想像が出来ます。
腸内環境の調整
みそ汁には、腸内環境を整えてくれる乳酸菌が含まれています。
さらに具材に玉ねぎを加えてしまえば、玉ねぎには乳酸菌のエサとなるオリゴ糖も含まれているので、腸内環境が改善され、排便が促され代謝促進にも繋がります。
野菜との相乗効果
みそ汁の具材に玉ねぎなどの野菜を加えることで食物繊維がプラスされるとお伝えしましたが、もちろんメリットはそれだけではないですよね?
当たり前ですが、野菜にはビタミン&ミネラル、さらにファイトケミカルとよばれる優れた成分が含まれています。
ファイトケミカルの驚きの効果【野菜スープがあなたの体を救う】
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そのため、体の機能維持や改善に役立ってくれるので、ダイエットや健康面にもよいのです。
しかも、味噌汁には野菜の栄養面を損なわずに摂取できるメリットがあるので、是非とも食べて頂きたいものです。
おからパウダーを使った『おからすいとん生地』の作り方
肝心に具体的な生地の作り方についてですが、それについてはお手数ですが下記のページを参照してください(^^♪
私が運営している兄弟サイトです。
怪しいサイトへの誘導ではないのでご安心ください(笑)
おからすいとんのデメリット
さて、最後におからすいとんのデメリットについてもご紹介していきます。
ここまでおからを使ったすいとんのメリットについて紹介をしてきました!
いいことしかお伝えしていませんでしたが、デメリットがないわけではありません。
主にデメリットは2つ
おからすいとんのデメリット
- 食べ過ぎは人体に悪影響
- 食感や味が悪くなる
健康に良いからと食べ過ぎは注意
すいとんダイエット生地はおからパウダーを加えており、主原料は大豆です!
その大豆の搾りかすを乾燥させているため、大豆パワーはかなり濃縮されているはずです。
ここで気を付けておきたいのは、大豆の過剰摂取は人体に悪影響を与える可能性があることを理解してください。
ちなみにおからすいとんの食べ過ぎ注意ポイントは3つあります。
食べ過ぎによるデメリット
- イソフラボンの過剰摂取
- 食物繊維の過剰摂取は下痢を招く
イソフラボンの過剰摂取
大豆はファイトケミカルであるイソフラボンを含んでおり、これを大量に摂取するとホルモンバランスが乱れる可能性があるともいわれています。
とはいえ、かなりの量を常習的に摂取していないと人体に影響を与えるようではないため、そこまで心配する必要はないようです。
おからすいとん信者になって、毎日毎食それしか食べないみたいな感じだとさすがにヤバイですが、適度に食べていただく分には問題ないでしょう。
ちなみに、イソフラボンの一日の上限値は70~75mgmgとのことで、これは納豆2パック分ほどの量です!
おからパウダーにイソフラボンがどの程度含まれているのかは現状分かりませんが、
納豆もたくさん食べて、豆腐もたくさん食べて、おからすいとんもたくさん食べて・・・
っていうのは大豆成分とりまくりなので、そこらへんはバランスよく食べるようにしてください。
納豆2パック食べたなら、おからすいとんは控えるようにするとか・・・
そこらへんは皆さん大人であるので自己判断に委ねます。
食物繊維の過剰摂取は下痢を招く
食物繊維が体によいからといって過剰に摂取するのもよくありません。
なにごともやり過ぎはよくないものです。
例えば、水分に溶け込まない不溶性食物繊維を異常なほど摂取すると、刺激が強すぎて下痢になるケースもあるようです・・・
いずれにしても、ダイエットや健康に良いからと同じ食品をバクバク食べるのは良くないので気を付けましょう!
食感や味が悪くなる
前年ながら、私個人としては『小麦粉フルで作ったすいとん』と『おからパウダーを使ったすいとん』の両者では、どちらが美味しいかレビューすると・・・
小麦粉フルのすいとんの方が圧倒的に美味しい!
まあ容易に想像はつくかと思いますが、おからパウダーは健康に良いといっても、やはり原料は大豆です。
大豆のインパクトが強くて、おからパウダーの配分量を多くすればするほど不味くなるのは否めません・・・
私が推奨している作り方としては、小麦粉とおからパウダーは半々の割合にしていますが、それでも大豆のインパクトは強いですし、やはり小麦粉ならではの『ツルン』とした食感は失われ気味です・・・
なので、もし気に入らないようでしたら、配分量をかえて小麦の割合を多くしても良いです。
ただそれだと『それだとダイエットの効果が薄れるでしょう!』って思われた方もいるかと思いますが、そのぶん主食であるご飯の量を少なくすれば炭水化物の量を減らせばよいと思います。
おからパウダーをたくさん使うと、大豆の存在感が際立つのと、つなぎとしての力も弱く小麦粉のような粘りやコシがないため触感がいまいちになります。
そのあたりを考慮して、自分で食べやすい配分ですいとんの生地を作って頂ければと思います(^^♪
以上、【おからを使った『すいとん ダイエット!』味噌汁で更なる相乗効果!】についてご紹介致しました。