今回のテーマは、『かき氷を食べると太るの?【ぶっちゃけダイエット効果は完全ウソ!】』について解説していきます。
夏のシーズンともなれば、デザートにかき氷を食べたくなりますよね?
それこそ、喉を潤すデザートとしては最高の一品です。
とはいえ、中にはダイエット目的で食している方が少数ながら見受けられるので、今回このような記事を書くに至りました。
ということで、さっそく『かき氷は太るのか?』について解説していきたいと思います。
かき氷ダイエットは嘘です!かき氷を食べると太ります。
ネット上では、かき氷が『太る?太らない?』といった記事が見受けられたり、知恵袋で意味不明な意見が交わされているようです・・・
しかし、本記事ではそれらについてストレートにぶった切っていきたいと思います!
率直にかき氷が太るか太らないかについての答えは、
『太るに決まっているだろ!』
です!
というより、かき氷が太るか太らないかの議論はレベルが低すぎです。
もはやマリオカートで『ショートカットを使ってゲームに勝つのは卑怯な手段だ』と論争しているくらい、どうでもよいですね。
例えは微妙だったかもしれませんが、かき氷はダイエット成功のショートカットには一切なりませんのでご注意を(笑)
とはいえ、かき氷の太る理由については真剣に語っていきたいと思いますので、是非興味のある方は読み進めてください。
かき氷で太る要因はシロップにあり!
かき氷はなぜ太るのでしょうか?
答えは超シンプルで、かき氷にかけるシロップが原因です。
そもそも、かき氷の原材料は基本、氷である水と糖質の塊であるシロップしかないですよね?
つまり、シロップの糖質に問題があるわけで、もし仮に『私はシロップなしのかき氷しか食べない人間だ!』という方がいらっしゃるようなら、私の太るという見解は間違いです・・・
とはいえ、そんな人はまず存在しないでしょうから、糖質の塊であるシロップの問題について解説していきます。
血糖値の上昇
結論から申し上げると、シロップの摂取は血糖値を上昇させるため太ります。
じゃーなんで血糖値の上昇が太る要因となるのか?
詳しくは下記の記事に譲りますが、ザックリ答えると、
糖質はある一定の量ならエネルギーとして処理されるのだが、血糖値が急激に上昇してしまうと処理しきれない糖が出てしまい、処理しきれないものは体脂肪として蓄積されてしまうため。
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私が言うと『お前が作った作り話なんじゃないの?』って思われても嫌なので、専門家の言葉を拝借したいと思います。
糖尿病専門医の牧田 善二氏はこのように言っております。
あなたを太らせる原因は、唯一「 糖質(=(約)炭水化物)」です。たっぷりの油で調理した肉や魚で太ることは ない のに、ごはんを食べたら太るのです。 (Kindle の位置No.730-732)
肥満は血糖値が上がることで起きるのであり、血糖値を上げる糖質を控えればやせていきます。(Kindle の位置No.740-741)
『引用:牧田 善二. 医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68. ダイヤモンド社. Kindle 版.』
とのことです。
もはや糖尿病の専門医が『あなたを太らせる原因は、唯一』とも言っているくらいなので、糖質が太る要因なのは間違いないでしょう。
果糖を謳っているシロップは論外
シロップのなかには、甘味料が砂糖ではなく果糖を謳っているシロップもあるようです。
果糖は果物から採れた甘味料なので、なんとなく健康的なイメージがありますよね?
しかし、それは大きな間違いです。
健康的に見えて、実は太る果糖の罠
残念なことに、果糖はブドウ糖以上に太る甘味料だと言われていたりします。
その理由は、果糖は脂肪として蓄積されてしまうためです。
そのメカニズムについては、またまた糖尿病専門医の牧田善二氏の言葉をお借りしたいと思います。
はっきり言っておきましょう。果糖だからこそ、果物は太りやすいのです。それは、生化学を学んだものからしたら明白すぎる事実です。人間の体はエネルギー源としてブドウ糖を優先的に使います。果糖はエネルギー源としてではなく、すぐに脂肪に変えて貯蔵されます。つまり、太りやすい糖なのです。
牧田 善二. 医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 (Kindle の位置No.804-807). ダイヤモンド社. Kindle 版.
以上のように、果糖は太る要因であることが分かりましね。
私の周りでも、『果物だから太らない』と言っている人が多くいらっしゃいますが、実はそんなことはないのです。
ただ、果物の場合は、果糖以外にも食物繊維やその他栄養素が含まれているので、不健康な食べ物ではありません。
一応、誤解のないようにお伝えしておきます。
ただ、濃縮されたかき氷のシロップであれば完全に太る物質そのものですので注意が必要です。
糖質ゼロ(人工甘味料)シロップの危険な罠
砂糖(ブドウ糖)もダメ、果糖もだめ!
『では糖質ゼロの人口甘味料なら大丈夫でしょ!』って思われた方!
残念ながら考えが甘いですね!
実は、糖質ゼロの人口甘味料は人体に悪影響を与えるのではないかと近年問題となっており、それを裏付ける論文まで発表されています。
糖質ゼロでも糖尿病のリスク
人口甘味料のなにが悪いのかというと、驚くことに糖尿病になるリスクが高いと言われているのです。
『え!マジで?』
って思われるかもしれませんが、残念ながらその可能性は非常に高いようです。
ここでは、アメリカで人気の神経科医であるデイビッド・パールマター博士の著書から、それを裏付ける文面と、人口甘味料を摂取した場合の糖尿病のリスク(表)を引用したいと思います。
一九九三年から六万六千人を超える女性を追跡調査したところ、砂糖入りの飲料を摂取した女性よりも、人工甘味料入りの飲料を摂取した女性のほうが、糖尿病発症率が二倍を超えて高いことがわかったという。
デイビッド・パールマター; クリスティン・ロバーグ. 「腸の力」であなたは変わる―――一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法 (三笠書房 電子書籍) (Kindle の位置No.2241-2243). . Kindle 版.
いかがでしょうか?
同著書では、『人口甘味料を使っている人と、太っていて空腹時血糖値の高い人と相互関係がある』とも言及。
人口甘味料は糖尿病のリスク要因にもなっており、あくまでも可能性として人口甘味料の摂取が血糖値の上昇を招く恐れもあると示唆しているのです。
人口甘味料が糖尿病のリスク要因となっているのは間違いないですが、
はてな
『血糖値の上昇、インスリン分泌の増加、肥満の要因』
これについては、まだエビデンスが少ないので、今後の研究に期待したいところです。
ただ、少なからず肥満要因になっていと示唆する文献もあるので注意が必要です。
人口甘味料は命を削る
以上のことから、人口甘味料は糖尿病のリスク要因になっていることほぼ間違いないのではないかと思います。
糖質ゼロだからといって安心せず、そこには命を削るリスクがあることを忘れてはいけません。
他にも腸内細菌を乱すことも分かってきているため、安易に人口甘味料を摂取するのはよくないでしょう。
かき氷はダイエットの手段ではなく、デザートとして食べましょう!
以上、ここまでかき氷が太る要因について解説してきました。
まさか、かき氷でこんなにも具体的に解説することになるとは思いませんでしたが、記事を書き始めたら意外にも熱く語ってしまうものですね。
かき氷についてダメ出しをしてしまいましたが、別に食べてはいけないというわけではありません。
あくまでも、かき氷をダイエットの手段としている人たちに向けて書いた記事ですので、デザートとして今まで食べていた方は、食べ過ぎない程度に普通に食べてください。
念頭には、シロップにも太りやすく有害なものもあることを認識して頂ければOKです。
まとめ
さて、今回のテーマ【かき氷を食べると太るの?【ぶっちゃけダイエット効果は完全ウソ!】】についてまとめていきましょう!
かき氷ダイエットは嘘です!かき氷を食べると太ります。
かき氷が太る要因は糖質の塊であるシロップにあり!
シロップを摂取すると血糖値が上昇し、脂肪として蓄積されるため太る。
果糖を謳っているシロップは論外
果物の甘み成分である果糖は、イメージとして健康的だが、実はもっとも太る要因である。
ブドウ糖と違いエネルギーとして使われることなく脂肪として蓄積される。
糖質ゼロ(人工甘味料)シロップの危険な罠
人口甘味料は糖質ゼロなので、血糖値が上がらないように思われる。
しかし、糖質ゼロにも関わらず、糖尿病のリスクを大きくはらんでいる。
そのため、健康面を考えた際に人口甘味料は避けるべき。
かき氷はダイエットの手段ではなく、デザートとして食べましょう!
かき氷はあくまでも嗜好品のデザート。
ダイエット目的として食べるのはやめましょう!