今回は【筋トレでメンタルが強くなるのはなぜ?メンタルを強くする5つの効果】についてご紹介していきます。
私が主催している登山ツアーの参加者からこんな質問がありました。
『うちの会社の上司が筋トレ好きで、筋トレをやるとメンタルが強くなって営業成績が上がるからお前もやった方がいいよって言われたのですが・・・それって本当なんですか?』
っという問い合わせです。
上司の言い方次第では『お前はメンタルが弱い、自信がないからダメなんだ!』っと受けたられてしまい、もしかしたらパワハラになってしまうかもしれない発言ですが、それはあなたを思っての発言だと思って肯定的に解釈してください(笑)
さて、実際に筋トレを行うことでメンタルが強くなるのか?
自信に満ち溢れる人間になるのか?
そんな疑問についてお答えしていきます。
ぶっちゃけたことを言いますと、筋トレはあなたのメンタルを鍛えてくれます。
では『一体なぜそんな効果が筋トレにあるのか?』その理由についてこれからご紹介していきます。
筋トレがあなたのメンタルを強くする5つの効果
『なぜ筋トレを行うとメンタルが強くなるの?』と不思議に思っている方も多いと思いますが、実は論理的にも科学的にも説明できる理由があるのです!
論理や化学ってなると、なんだか難しい話しをされるのかと思われちゃうかもしれませんが、そんなことはありませんよ!
筋トレがメンタルを強くする5つの効果は以下の通り
- 見た目が良くなり自分自身を自己評価できるようになる。
- 筋トレで幸福ホルモンがたくさん分泌される
- 睡眠の質が向上
- 筋トレはストレス解放の最適な手段である
- 筋トレで自律神経のバランス調整
見た目が良くなり自分自身を自己評価できるようになる。
これはもはや化学的な説明は一切いらないでしょう。
そして、筋トレにおいて最も効果が得られやすく、最も自分自身のメンタルを高める要因ではないかと思ってます。
例えば、仮にあなたの現在の見た目がヒョロヒョロ、もしくはポッコリお腹だったらどうでしょう?
一部のセルフイメージの高い方は例外ですが、基本的には自分自身の見た目ってすごい気にしますよね?
そして、それが世間一般的に弱そうだとか、お腹が出ているからダラがない・・・異性にもてないといったネガティブなイメージを自分自身が作ってしまっています。
そうなると、周りから自分もそう思われていると思い込んでしまい、自分自身のメンタルもそのように低くなってしまいます。
そうなっちゃ自分に自信はもてないですよね?
しかし、筋トレで肉体が改善されることは誰もが知っていることであり、最強に必殺技なんです。
仮にですよ?仮にあなたがポッコリお腹の肥満体型だったとしましょう。
それが、筋トレを行ったことでバキバキに腹が割れ、上腕二頭筋が盛り上がり、ラグビ選手のように超胸板が厚かったらどうですか?
もはやあなたは周りからただ者ではないと畏敬の念を抱くに違いないでしょう!
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鍛えられた肉体が他人に好印象を与える!
そしてこれは私の体験談ですが、明らかに自分の肉体美というものは仕事でも有利に働きます。
明らかに良い体型をしていたら、得意先から仕事とは別にプライベートな質問をされるケースが多くなります。
『もしかして、昔なにかスポーツをされてましたか?なにか格闘技をされてましたか?』
そんな質問をされるケースが多くなります。
その時点であなたが作り上げた肉体というものは、他人からの興味の対象へと変わります。
そこでさらに『いや~実は週に3回はジムで体を鍛えているのですよ!これが習慣になってやめられなくて!』なんて言ってみてください。
もうこの時点で、あなたの信用は少なからずプラスに転じているはずです。
なぜなら、仕事以外で自分自身を追い込んでいる人を、仕事ができない人とは思わないでしょう!
プラスαの努力をしている人間が仕事をサボるとも考えにくいし、仕事を任せてみたいと思うでしょう。
筋トレをすることは、自分自身の見た目が変わったことで自信がつくだけでなく、周りからの評価も変わってくることで、明らかにメンタルが弱い方でも自分に自信がつくことで見える世界が変わってきます。
女性が筋トレを頑張ってもラグビー選手のような体にはならない
あ!ちなみに女性の場合は男性のようにバキバキムキムキの体型にはなりたくはないですよね?
むしろモデルのようなスリムな体型になりたいと思っていることだと思います。
安心してください。
女性はどれだけ筋トレを行っても男性のような筋肉質の体にはなりませんので!
これは分泌されるホルモンが男性と女性では全く違うからです。
なので、男性のように筋トレを追い込んでもラグビー選手のような体型にはなりません。
例えば、陸上の100m走の海外選手をみていただければ分かるよう、明らかに男性と女性では体型が違いますよね?
男性はムキムキ、女性はスリムでスタイリッシュな体型が多いかと思います。
同じ練習をしていても、あのような体型の違いが出てくるので、女性の場合は鍛えれば体が太くなるのではなく、脂肪が落ちでスタイリッシュな体型になっていくのだと思います。
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筋トレで幸福ホルモンがたくさん分泌される
実は、筋トレを行うことでとてもハッピーになれるホルモンが分泌されます。
なんだかヤバそうなホルモンですが、もちろん、薬物を注入しているわけではないのでご安心ください。
筋トレによって生まれる幸福ホルモンは3つあって
- セロトニン
- ドーパミン
- エンドルフィン
この3つのホルモンが筋トレを行うことで分泌され、とてもハッピーにしてくれます。
セロトニンの効果
セロトニン、幸福感、不安の軽減を担っており、不足することで訳もなく悲しくなることがあるようです。
正常なメンタルを維持するためには必要なホルモンです。
ストレスによってセロトニンの分泌量が減ってしまうため、少しメンタルが弱ってきたなと感じたら、是非筋トレを行って気分を高めてください。
ドーパミンの効果
セロトニンと同じように、気分を高揚さえてくれるホルモンで、モチベーションの向上、意欲や探求心も豊富になるため、筋トレを行うことで仕事も前向きになれそうですね。
さらにドーパミンは達成感を覚えることで分泌量が増えるため、日々の筋トレも漠然として行うのではなく、明確にメニューを作り、その通りこなしていくことで達成感を得られて効率が良いと思います。
エンドルフィンの効果
エンドルフィンは、気分の高揚感、多幸感を与えることから『脳内麻薬』ともいわれるほどで、マラソン選手などが体感するランナーズハイと呼ばれるものも、このエンドルフィンが関与していると言われています。
恐らく誰もが、しっかり自分を追い込む練習をした後には爽快感と達成感を感じるものかと思いますが、筋トレをやめられない人はある意味薬物中毒の常習犯なのではないかと思います(笑)
テストステロンの効果も見逃せない
また、幸福ホルモンではありませんが、筋トレを行うことで分泌されるテストステロンもメンタルに大きな影響を与えます。
テストステロンの低下は筋力の低下だけでなく、気分の落ち込み、意欲の低下、睡眠の質が低下するなどの症状が現れますので、逆に筋トレによってテストステロンの分泌を促すことでハイテンション、モチベーションの向上など、メンタルにプラスの効果を与えることでしょう!
睡眠の質が向上
このトピックに関しては、私の別記事『寝る前の筋トレ効果』就寝前の筋トレでダイエットを促進させる!を読んて頂けたらと思います。
当たり前ですが、前日の夜に飲み歩いていたり、テレビゲームで夜更かしをしたりして1時間しか睡眠がとれなかったらでうですか?
かなりメンタルの弱った状態で仕事に臨まなければなりませんよね?
頭が冴えないのはもちろん、後悔の念に苛まされながら仕事を行うはめになるはずです。
私は以前にそれで大きな車の事故を起こしているのでトラウマになっています・・・
睡眠はすべての人間の行動に影響を与えており、特にメンタルの部分においては大きく左右します。
朝すっきり起きれない方や、夜に寝つきが悪い方は筋トレを行うことで改善することができるでしょう。
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筋トレはストレス解放の最適な手段である
ここである書籍に書かれている内容をご紹介します。
運動をするとγ『ガンマ』アミノ酢酸という神経伝達物質が分泌されます。このγアミノ酢酸、またの名を『GABA』といいますが、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
あのコンビニなどでよく目にする、ストレスを軽減するチョコレートなどでおなじみの物質です。GABAは抑制性、つまり体をリラックスさせる効果があります。
【出典:10万人が注目!科学的に正しい人生を変える筋トレ 著者:谷口 智一】
いかがでしょうか?
筋トレは体をリラックスさせる効果効果があるというのです。
実は、これは私も取り入れている方法なんですが、仕事でめちゃめちゃストレスが溜まったときは、その怒りを筋トレで放出しています。
それこそ会社で残業をすると私一人になることがほとんどで、そんな時は会社の倉庫で階段の上り下りをダッシュで行ったり、鉄筋にぶら下がって懸垂をしたりなど、自宅ではできない筋トレを会社で行ってたりします。
すると嘘のように頭がリフレッシュされ、しかも先に紹介したドーパミンやセロトニンといった幸福ホルモンが分泌されるため、ストレスは確実に減り仕事の生産性も上がります。
もしもマルチタスクに追われ、頭の中がぐちゃぐちゃでメンタル激下がりの状態でしたら、まずは筋トレをしてから取り掛かったほうが生産性が上がるので、騙されたと思ってやってみてください。
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筋トレで自律神経のバランス調整
自律神経という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、自律神経とは、人間が意識していなくても働いてくれる神経で、例えば内臓の働きや体温調整、血圧の上昇なんかも自律神経の働きによるものです。
どう考えても、内臓を自分の意識で動かすことはできませんよね?
体を動かすことでも自律神経は反応しますが、例えば全力で100mをダッシュしたとします。
そうすると心拍数が上がったり、代謝が促されて汗をかくようになったりしますよね?
さらに、夏場なのにも関わらず、室内でストーブをたいていたりしたらどうなりますか?
間違いなく体温調整のために汗をかいて体温を下げようとしますよね?
この体内での反応はすべて自律神経によるものです。
しかし、自律神経は人の考えたことにも影響を及ぼし、例えば仕事でミスをして上司にめちゃくちゃ怒られたとします。
すると、その恐怖ストレスが発生しから血圧が高くなったり、心拍数が以上に早くなったり、手汗が出たりなど、異常な反応を生むようになります。
これが行き過ぎると自律神経失調症という症状になり、症状としては体温調整がうまくいかなくなったり、夜眠れなくなり、日中に眠くなるような症状が出たりします。
ストレスにより自律神経が常に興奮状態となり、そのバランスが崩れることで発生するのです。
しかし、筋トレを行うことで前述したようにストレス軽減にもつながりますし、筋トレそのものに興奮を抑える作用があるとも言われています。
まとめ
では最後にここまでの内容を振り返っていきましょう!
見た目が良くなり自分自身を自己評価できるようになる。
自分自身の見た目が変わることにより、セルフイメージが上がり、さらに他人からの評価も上がることで自信がつき、強いメンタルが作られていく。
筋トレで幸福ホルモンがたくさん分泌される
筋トレを行うことで、セロトニン、ドーパミン、エンドルフィンといった快楽ホルモンが分泌され、やる気の向上、達成感を味わえたりできる。
睡眠の質が向上
睡眠の質が向上することで、メンタルの安定化を図ることができる。
筋トレはストレス解放の最適な手段である
筋トレを行うことで、仕事でのストレスをうまく発散することができ生産性を上げることができる。
結果として、ストレスをためこむことなくメンタルの安定化に繋がる。
筋トレで自律神経のバランス調整
自律神経のバランスが乱れると、メンタルにも大きな影響を与えるが、筋トレによって乱れたバランスを調整することでメンタルの安定化に繋がる。
以上【筋トレでメンタルが強くなるのはなぜ?メンタルを強くする5つの効果】をご紹介致しました。
本記事を作成するにあたって参考にした文献は以下の通り
【出典:10万人が注目!科学的に正しい人生を変える筋トレ 著者:谷口 智一】