今回は、『筋トレでダイエット効果が得られる理由【代謝とホルモンの関係性】』についてご紹介していきます。
本記事は、『筋トレが本当にダイエットに優れているのか?』筋トレについてやや懐疑的に思っている方のために超シンプルに解説していきます。
多分、この記事の内容だけで、『あ~、やっぱり筋トレってダイエットするために大事なんだな』ってのが分かって頂けるかと思います。
ということで、元アスリートであり、全国大会出場経験のある私が、これから筋トレに関する情報をお届け致します。
ただ、『正直、お前のことよく知らねぇよ!』って感じで信頼性に乏しいかもしれませんが、私の知識や経験則だけでなく、この手の分野の専門家から得た情報、エビデンスを交えながら紹介します。
なので、私の情報は抜きにしても、出典している情報は確かなものですので、是非参考にして頂けたら幸いです。
筋肉はパワー溢れるスポーツカーである!
そもそも、筋トレを行うことで得られる効果はなんでしょうか?
そう!筋肉が増えるという効果ですよね!
人が他人より強く、他人より美しい肉体美をつくるために、命という時間をつかって得た結果、対価として筋肉がつくのです。
ここで一つ考えていただきたいことがあります。
なぜ筋肉がつくことによって鍛えていない人よりも高いパフォーマンスが出せるのでしょうか?
答えは『消費カロリーが増えるからです』
例えばですが、あなたが乗っている車が仮に軽自動車だったとします。
道路を走行中、後続のスポーツカーがクラクションを鳴らしながらあなたの軽自動車を追い抜いていったとします。
思わぬ追い越しで、『なんだあの野郎ふざけやがって!すぐに追い抜いてやる!』・・・あなたは怒りに満ちて追い抜いていったスポーツカーを追いかけようとします。
『果たして追いつけますか?・・・追いつけるわけがないですよね?』
なぜ追いつけないかというと、そもそも車のスペックが違い過ぎるからです。
明らかに相手の車の方が馬力があって、あなたの乗っている車は明らかにパワー不足です・・・
勝てるわけがありません。
ちなみにスポーツカーが圧倒的なパワーを生み出すためにはエネルギーとなるものが必要です・・・
そう!ガソリンです。
我々の体でいうならカロリーと呼ばれるものですね(^^♪
つまり、あなたが体を鍛えれば鍛えるほど、スポーツカーのようなスペック(筋肉)が搭載され、そのスペックによりカロリーを消費してパワーを生み出すことができます。つまりカロリー消費が多くなり痩せやすい体質になっていくのです。
これが筋肉をつけることで得られるダイエット効果の一つ目のロジックです。
筋トレ後も自動継続する代謝促進効果
皆さんの中で、学生時代に朝練を行っていたって方、いらしゃったりしませんか?
実は、朝練の良し悪しってのは、結構意見が分かれるのですが、一つ目のメリットとしては、朝は筋肉がつきやすくなるホルモンが分泌されていることと、朝から筋肉に負荷をかけることで一日の代謝を促す働きがあったりするのです。
こんな経験ってありませんか?
強烈な筋トレをした後、ちょっと動いただけで汗をかきやすかったり、ちょこちょこ小腹が空きやすかったり、そんな経験ってありませんか?
それこそ、朝練をやった方なら分かるかと思いますが、あまりにもお腹が空きすぎて『昼飯前にお腹が空きすぎて早弁してしまった』なんて経験ありませんか?
実はこれ、筋トレをしたあとってしばらく代謝が促された状態が続くからだったりします。
私の主張だけでは説得力に欠けるので、
日本最大のコンテスト団体『ベストボディー・ジャパン』代表の谷口智一氏の著書から引用したいと思います。
ココがポイント
筋肉がカロリーを効果的に消費する存在であり、『太りにくく、痩せやすい体』になることは、何度もお伝えしています。だからこそ筋トレは、有酸素運動よりもダイエットに最適ともお伝えしました。
これは筋トレによって大きくなった筋肉が、カロリーをたくさん消費してくれる、というロジックなのですが、もう一つ、筋トレが効率的にカロリーを消費させる理由があります。
それは『運動後過剰酸素消費量』を意味する『EPOC』が関係します。筋トレは『EPOC』が多いため、トレーニング中のみならず、筋トレをしたあとにも脂肪燃焼モードが続きます。
出典:『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』 ベストボディー・ジャパン 代表:谷口智一
いかがでしょう?
つまり、筋トレを行うことで、『EPOC』が高くなり、その後の代謝の持続力がアップするのです。
『でも朝から筋トレしなきゃいけないんでしょ?』って思われた方もいるかもしれませんが、安心してください。
別に朝やならくても、昼休み中でも良いですし、仕事の隙間時間を使って筋トレしていただくだけでもOKです。
特に下半身のトレーニングはオススメで、会社階段の昇り降りをするのでも良いと思います。
ということで、二つ目のロジックをご紹介しました。
筋トレが生み出す最強の痩せホルモン
さて、最後はめちゃめちゃ重要です。
筋トレを行うメリットのすべてはここに集中しているのではないかと思うくらい、とにかく重要です。
実は、筋トレを行うことで様々なホルモンが分泌されることが分かっており、その中でも超重要なホルモンが分泌されます。
それが『成長ホルモン』です。
誰もがきいたことのある名前だと思いますが、私達が寝ている間に分泌されているホルモンであり、このホルモンが正常に分泌されているからこそ、子供はスクスク成長しますし、大人は体内の生理機能を正常に機能させることができるのです。
そんな成長ホルモンが、筋トレを行うことでも分泌されることが分かっています。
ちなみに、本記事ではダイエットにまつわるものに限定して話をしていますので、成長ホルモンがなぜダイエットに影響するのかについてのみご紹介します。
先ほどご紹介した谷口氏の著書で、成長ホルモンを扱った研究内容が掲載されいたので引用したいと思います。
研究内容
被験者に成ホルモンを投与した実験によると、活力の増強・健康状態の改善が見られた人が80%以上、美容効果・体脂肪の減少・運動能力の向上・性的能力の向上が見られたのが60%以上、そして、認知機能改善が得られたのは50%以上という報告があるのです。
逆に、体内の成長ホルモンが低下すると、フィジカル面では疲れやすさを感じ、筋肉量や性欲や骨密度の低下、内臓脂肪は蓄積されやすくなります。また、集中力や認知機能も低下、気分も低下してしまう。
出典:『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』 ベストボディー・ジャパン 代表:谷口智一
いかがでしょう?
ありとあらゆる健康上のステータスが向上したとのことです。
その中でも、体脂肪の減少が60%以上の方で見られたことも非常に面白いデータです。
ちなみに、筋トレによって分泌されるホルモンは成長ホルモンだけでなく、
その他、アドレナリン、ノルアドレナリン、テストステロンなども脂肪の分解を促す働きがあるため、筋トレを行うことで様々なホルモンを分泌させることができ、結果としてダイエット効果を促されます。
以上が、筋トレを行うことで得られるダイエット効果の3つ目のロジックとなります。
まとめ
では最後に本記事の内容を振り返っていきます。
筋肉はパワー溢れるスポーツカーである!
スポーツカーで例えてご紹介しましたが、筋肉のボリュームによって馬力が異なり、馬力が大きいほど消費カロリーが大きくなって痩せやすくなります。
筋トレ後も自動継続する代謝促進効果
筋トレ中だけでなく、筋トレ後も脂肪燃焼効果が持続するため、一日の消費カロリーが自ずと増えるようになる。
朝に筋トレを行うことが効果的ではあるが、隙間時間を使って筋トレをするのも効果的である。
筋トレが生み出す最強の痩せホルモン
筋トレは様々なホルモンが分泌されることが分かっており、特に成長ホルモンは体への影響が大きく、脂肪燃焼効果、脂肪の蓄積を防ぐうえでも重要なホルモンである。
以上、【筋トレでダイエット効果が得られる理由【代謝とホルモンの関係性】】についてご紹介致しました。