今回は【カレーを食べる人は太る?ダイエットに向かない高脂肪料理の罠とは?』についてご紹介していきます。
さっそくですが質問です!
『あなたはカレーライスが大好きですか?』
もしYESと答えられた方は要注意です!
なぜならカレーライスには太りやすく、さらに人間のパフォーマンスまで落としてしまう厄介な作用があるからです。
かつてテレビで話題となり、現在はユーチューバーとして大活躍の『メンタリストDaiGO』さんはある著書でこのように言っております。
『昼間にカレーを食べるやつは雇うな』
なんとも衝撃的な一言ですね(笑)
カレー大好きな方にとっては、この発言でショックを受ける方もいるのではないでしょうか?
実は私もカレーは大好きなんですが、この事実を知っているので食べすぎないように気を付けています。
もし、ダイエットを真剣に考えている方、DaiGOさんの会社で真剣に働きたい方(笑)
そんな方はカレーを食べる習慣を見直してみた方が良いかもしれません。
とはいえ、なぜカレーライスがダメなのか?
それを今からご紹介していきたいと思います。
高脂肪のカレーがもたらす悲惨な末路
『昼間にカレーを食べるやつは雇うな』
なぜDaiGOさんはここまでカレーを非難するのでしょうか?
当然、このくらいのレベルの方になると単なる噂ではなくエビデンスを用意しているはず。
ということで、実際にDaiGOさんの著書にて根拠となるエビデンスが紹介されているので、引用してみたいと思います。
オーストラリアのアデレード大学の研究によると、脂肪分の多い食品をたくさんとっている人たちは、昼間に眠くなる確率が高くなるそうです。
つまり、脂っこいものをたくさん食べると、昼間に眠くなるのです。
この研究は、1815人のオーストラリア人を対象にしており、1年間かけて全員の食生活と睡眠状態を記録し、チェックしたものです。結果は、脂肪の摂取量が多い人、つまり、脂っこいものをたくさん食べる人は、少ない人にくらべて、なんと78%も昼間に眠くなる確率が高くなりました。
出典:『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』 メンタリスト『メンタリストDaiGO』
つまり、DaiGOさんがカレーを嫌う理由は、カレーに大量に含まれている脂肪分が原因で眠くなってしまうからのようです。
さらにもう一つ理由があってこのように言っています。
カレーの辛さによって体温が一気に上昇したあと、徐々に下がり、午後の仕事が始まるときに睡眠に適した状態になって眠くなるからです。
当然、ハイパフォーマーの方は日々大量のタスクを高速で処理していかなければならないので、眠くなってしまっては業務に支障が出てしまうわけです。
だからこそ、パフォーマンスが落ちるような食品をわざわざ食べることを嫌うのでしょうね。
『ん?でもパフォーマンスは落ちるけど、それってダイエットと関係あるの?』って思われたかと思いますが、これには続きがあるのです。
ダイエットを阻害!【カレーがもたらす食欲の負の連鎖】
ここからが重要です。
DaiGOさんがカレーを嫌う理由は高脂肪食であるカレーを食べると眠くなるからでしたよね?
実は太る要因の一つにこんな現象があります。
体は眠いときに、高脂肪や高炭水化物の食品を求める
こちらもDaiGOさんの著書から引用したものですが・・・カレーライスは高脂肪料理なわけです。
つまり・・・
カレーライスを食べると眠気が誘発され、眠気によってさらにカレーライスを食べたくなる・・・そしてカレーライスを食べてさらに眠くなり、さらにカレーライスを食べる・・・
このような負の連鎖がエンドレスに起こってしまうのです。
レプチンとグレリンのバランスが睡眠へ影響する
- 食欲を抑える『レプチン』とよばれるホルモン
- 食欲を促進させる『グレリン』よばれるホルモン
そもそも人間の食欲はこの二つのホルモンによってコントロールされています。
しかし、この二つのホルモンのバランスが乱れると睡眠を司る脳内物質(オレキシン)に悪影響を与え、本来であれば眠くない時間帯に眠気を誘発するようになるのです。
高脂肪の食事は、食欲を抑えるレプチンが大量に分泌されるため、レプチンとグレリンのバランスが崩れ、オレキシンに悪影響を与えることで眠くなり、眠くなることで高脂肪料理を食べたくなる・・・結果太る
これが高脂肪食品であるカレーを食べると太る理由の一つです!
『え?まだダメな理由があるの?』って思われたと思いますが、実はまだデカイものが潜んでいます。
取り扱い注意!カレーは高血糖を招く危険な存在
さて、カレーライスに潜むヤバイやつとはなんでしょうか?
結論から言うと『カレーライスを食べると高血糖状態になる』です。
高血糖状態になることとダイエットがどのように関係しているのかというと、血糖値が高いほど太りやすいからです。
実は、この内容に関してはDaiGOさんは否定的なようですが、私はありかなと思っています。
『お前の意見なんて知らねぇ~よ!』と言われるのがオチなので、もちろん私ではなく専門家に登場して頂きます。
TBSテレビ「金スマ」でも紹介され、糖尿病専門医として約40年、延べ20万人以上の患者を診てきた『牧田善二』医学博士の言葉を借りたいと思います。
脂肪を食べたから体の脂肪が増えるのではないということです。食べたものは、消化・吸収の過程で、新しい物質に分解・合成されていきます。脂肪を食べたから、そのまま脂肪になるというのではなく、糖質を過剰摂取してブドウ糖が余ると、中性脂肪が蓄積されるのです。
中性脂肪は、トリグリセリドとも呼ばれ、『使いきれなかったエネルギー』と考えていただければいいでしょう。
【出典:医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 著者:牧田 善二】
つまり、糖質を過剰摂するとエネルギーとして処理しきれず、余ったブドウ糖が中性脂肪となり、お腹周りの贅肉のように蓄積されてしまうってことです。
具体的な仕組みについては血糖値の上昇で太る仕組み【食前に真剣に考えたいこと】とは?を参照してください。
血糖値の上昇で太る仕組み【食前に真剣に考えたいこと】とは?
こんにちは!元アスリートのDr.kです! 今回は『血糖値の上昇で太る仕組み【食前に真剣に考えたいこと】とは?』について解説していきたいと思い ...
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こんな経験ありませんか?
カレーを食べると、ついついおかわりをしてしまう・・・
でもあれって普通に考えるとヤバイですよね!
そもそも、カレーに盛り付けるご飯の量って、おそらく茶碗一杯分くらいは余裕でありますよね?
それをペロリと食べてしまうもんだから、なんだか茶碗一杯のごはんの量が少なく感じるんです。
しかも、カレーの糖質はご飯だけでなく、実はルーにも含まれているので、ダブルで糖質の過剰摂取になってしまうので要注意。
ただでさえ糖質の摂りすぎはよくないって言っているのに、カレーを食べてしまうと必然的に高血糖状態になりやすいのです。
まとめ
では最後にここまでの内容を振り返っていきましょう。
高脂肪のカレーがもたらす悲惨な末路
高脂肪分の食品をとる人ほど眠くなりやすく、昼食に『高脂肪のカレーライス』を食べることで日中眠くなってしまいパフォーマンスが落ちる。
ダイエットを阻害!【カレーがもたらす食欲の負の連鎖】
『体は眠いときに、高脂肪や高炭水化物の食品を求める』という性質から
カレーは高脂肪料理で眠くなりやすく、眠くなった体はカレーライスのような高脂肪&高炭水化物の料理を求め、負の連鎖がエンドレスに行われてしまう・・・
そのためカレーはダイエットを阻害する強烈な食べ物である。
取り扱い注意!カレーは高血糖を招く危険な存在
カレーライスは高糖質であり、太りやすい料理である。
なぜなら糖質を過剰に摂取してしまうと、エネルギーとして代謝しきれないブドウ糖が出てしまい、余ったブドウ糖が中性脂肪として蓄積されてしまうからである。
以上【カレーを食べる人は太る?ダイエットに向かない高脂肪料理の罠とは?】についてご紹介致しました。