今回は、『朝のランニングは非効率!ダイエット効果が低く痩せにくくする!』についてご紹介していきます。
『私は、半年後に5kgの体重を落とすために朝からランニング頑張ってます!』
『横っ腹についた脂肪を落とすために、毎朝走ってます!』
もしそのような動機で努力されている方がいらっしゃれば私はこのように申し上げたい・・・
『あなたの努力、残念ながらめちゃ非効率です!』
決して間違っているとは言いませんが、自分の命という時間を限りなく有効に使うためには、ランニングはダイエットにむいていないのです。
このように言うと『なんてことを言うんだ!一体どんな根拠があってそんなことを言うんだ!ふざけるな!』っと怒られちゃうかもしれませんが、もちろん根拠なしで言っているわけではありません。
そこで、本記事では、朝からランニングを行うことはダイエットに向いていないし、そもそもランニングがダイエットに適していないという理由をお伝えしつつ、筋トレがダイエットに最も効果的である事実についてお伝えしていきます。
めちゃくちゃ非効率!ランニングの消費カロリーがヤバイ
『あなたはなぜランニングを選択したのですか?』・・・
早朝のランニングって気持ちいいですよね?
田舎に住んでいる人は別として、道路を走っていても、車の通りは少ないし、歩行者もほとんどいないので、周囲をそんなに気にせず走れて気分が良かったりします。
ランニングには気分を良くする働きがあるので、気分転換で行うことのメリットは大いにあると思います。
が・・・しかし、ランニングをダイエットの手段として選択するのはナンセンスだと思います。
そもそもランニングをダイエットの手段として選択している方は、『ランニング=痩せる運動』っ思っていませんか?
実はその常識ってとっくの昔にひっくり返されていて、その考えは単なる思い込みに過ぎません・・・事実は違います。
ランニングがナンセンスだという理由については、日本最大のコンテスト団体『ベストボディー・ジャパン』代表の谷口智一氏の著書からいくつか参考になる文章を引用してみました。
ランニングによる消費カロリーの計算式
ランニングによる消費カロリーは、『体重(kg)×走行距離(km)』で計算。体重70kgの人が10km走れば、700kcalの消費。
これがランニングの消費カロリーとなります。
意外と大したことがなく、このために体についた体脂肪を落とすのに超苦労します。
ランニングのデメリット
脂肪を1g消費するのには、7.2kcalを消費しないといけません。体脂肪を1kg減らすには、7200kcalも消費しないといけないわけです。ここで、10km走ったときの消費カロリーをいまいちど見てみましょう。10kmで700kcalです。つまり単純計算ですが『100km走って、やっと体脂肪が1kg減る』ことになるのです。
出典:『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』 ベストボディー・ジャパン 代表:谷口智一
『あなたは体脂肪を落とすために100km走れる自信はありますか?』
これがランニングのデメリットその①であり、消費カロリーが少ないため、体脂肪を落とすことが難しく、痩せにくいといえるでしょう!
長時間のランニングがあなたの筋肉を破壊する!
ランニングがダイエットに適さない理由についてお伝えしましたが、
『それでも私は筋トレするくらいならランニングを選びたい!』
『毎日10km以上ランニングを頑張る』
そんな意志の強い素晴らしい方もいるでしょう。
しかし、冷静になって以下の内容に目を通して頂けたら気持ちがコロっと変わるかもしれませんよ!
ランニングのデメリットその2
『有酸素運動のような激しい運動を45分以上続けていると、『コルチゾールが分泌』されます。このコルチゾールはストレスホルモンの一種で、”筋肉を分解する作用”があります。
筋肉がカロリーを効率的に消費してくれる存在であることは、すでにお伝えしました。つまり、有酸素運動を長時間していると、ダイエットの強い味方である筋肉を分解してしまうのです。筋肉が分解されると消費カロリーも減ります。』
出典:『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』 ベストボディー・ジャパン 代表:谷口智一
ただでさえ消費カロリーが少ないのに、カロリー消費のために長時間ランニングを行うことでコルチゾールが分泌され、太りやすく、痩せにくい体になってしまうということなのです。
ちなみに筋肉が減ると太りやすくなることを前提にお伝えしましたが、その理由は筋肉が減ると基礎代謝が落ちてしまうからです。
『なんで筋肉が落ちると基礎代謝が落ちるの?』って方は【筋トレでダイエット効果が得られる理由【代謝とホルモンの関係性】】の記事をお読みになってください。より詳しく解説しています。
筋トレでダイエット効果が得られる理由【代謝とホルモンの関係性】
こんにちは!元アスリートのDr.kです。 今回は、『筋トレでダイエット効果が得られる理由【代謝とホルモンの関係性】』についてご紹介していきま ...
続きを見る
長時間のランニングが食欲と老化を加速する
ランニングのデメリットはこれだけではありませんよ!
とても厄介なことに、コルチゾールは食欲を増進させる働きもあるため、長時間のランニングで消費カロリーを高めても、それに比例するかのように食欲が増進されてしまいます・・・
すると我慢を強いられてしまい、またストレスでコルチゾールが分泌されて食欲を我慢して、またストレス食欲を我慢して・・・『もうこんなんやっていられるか!食いまくってやる!』
っていうのがオチになるかもしれません・・・
そしてさらにこんなデメリットも紹介されています。
長時間のランニングが老化を促進
活性酸素が多く発生するシーンはというと、紫外線を多く浴びること、そして長時間にわたる有酸素運動といった激しい運動時です。つまり、ランニングは活性酸素を多く発生する原因になってしまう。
出典:『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』 ベストボディー・ジャパン 代表:谷口智一
いかがでしょう?
ランニングを行う方のなかには、目的がダイエットではなくアンチエイジングを目的としている方もいるでしょう。
しかし、活性酸素があなたの肌を酸化させ、老化現象を早めるとしたら・・・
『それでもあなたは朝からランニングを行いますか?』
朝からトレーニングするなら筋トレを取り入れましょう!
さて、ここまでランニングについてたくさんディスってきましたが、
『じゃーランニングはやっちゃだめってことなのか?』
『一体これから自分はなにをしたらよいの?』って話になってきますよね?
もちろんランニングが絶対ダメとは言ってませんし、ランニングを行いながらダイエットを継続する方法があります!
そこでオススメしたいのが『筋トレ』を取り入れた朝練習です!
そもそも、筋トレを朝に行うことはダイエットに最も効果的で、一日の代謝を高める働きがあるのです。
実は、研究結果も出ていて、ランニングのような有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、体脂肪率が非常に落ちやすいということが分かっています。
この内容については、私の別記事【有酸素運動と無酸素運動の組み合わせはダイエットに最適である!】を参考にしていただければ深く理解できると思います。
有酸素運動と無酸素運動の組み合わせはダイエットに最適である!
こんにちは!元アスリートのDr.kです。 ランニングと筋トレってどっちがダイエットに効果があるのですか? 以前、私の登山ツアー ...
続きを見る
上記の記事を読んで頂ければ分かる内容ですが、あくまでもランニングを行う時間は短く、筋トレを行う時間を多くとるようにしてください。
そして合計の時間を45分程度で終わらせるように心がけてください。
その理由はコルチゾールが分泌されるからです。
いずれにしても、ランニング単体は非常に非効率なのでやめた方がいいということをお伝えします。
まとめ
以上、ここまでの内容を振り返っていきましょう!
めちゃくちゃ非効率!ランニングの消費カロリーがヤバイ
ランニングは消費カロリーが少なく体脂肪も落ちないため、めちゃくちゃコスパが悪いです。
なぜなら、体脂肪を1kg落とすのに100kmも走らなければいけないからである。
フルマラソン走れる人ならともなく、一般人は完全に無理
長時間のランニングがあなたの筋肉を破壊する!
長時間のランニングはコルチゾールを分泌され、走れば走るほど筋肉が痩せてしまう。
筋肉が痩せてしまうと代謝が落ちてしまい、痩せにくい体質になってしまうので、長時間のランニングはオススメできない。
長時間のランニングが食欲と老化を加速する
長時間のランニングはコルチゾールが分泌され、筋肉が分解されるだけでなく、食欲を増進させ、さらに紫外線の影響や活性酸素をたくさん生み出してしまう。
結果、老化までも促してしまう。
朝からトレーニングするなら筋トレを取り入れましょう!
ダイエットの手段としてどうしてもランニングを取り入れたい方は、筋トレをメニューに入れるようにしましょう!
実際に、有酸素運動と筋トレを組み合わせることは体脂肪率を下げる働きがあるという研究結果もあるので、効率よく体脂肪を落としていきたい方は筋トレも併せて行うと良い!
以上、【朝のランニングは非効率!ダイエット効果が低く痩せにくくする!】をお伝えしました。