今回は『ファイトケミカルの驚きの効果【野菜スープがあなたの体を救う】』についてお伝えしていきます。
ファイトケミカルって最近見聞きするようになったけど、一体どんな成分なの?
ファイトケミカルっていったいどんな効果があるの?それとなにかオススメの食べ方ってあったりするの?
以上、本記事ではファイトケミカルについて言葉を知っているけど、いったいどんな成分でどんな効果があるのか?そしてファイトケミカルを効率よく摂取するための方法をご紹介していく内容です。
結論を言うと、ファイトケミカルはめちゃめちゃ重要な成分で効果抜群!そしてファイトケミカルの摂取の仕方を知らないと損しますよ!
その根拠をこれからご紹介していきまが、そんなに長い記事ではありませんので、最後までこの記事を読んでいただければ『あなたの体を病気や健康面での悩みから救ってくれるかもしれません』
ではさっそく以下の内容で話を進めていきたいと思います。
ファイトケミカルとは?|野菜に培われた矛と盾
この『ファイトケミカルとはなんぞや?』って思われた方もいらっしゃるかと思うので、簡潔に説明していきます。
ファイトケミカルとは、野菜などの植物が自分たちの自衛のために作り出している機能性成分のことを言います。例えばブルーベリーのアントシアニンだったり、緑茶に含まれるカテキンなんかも機能性成分です。
『はて?機能性成分とはなんぞや?』ってさらに疑問を生じてしまうのでこれについても簡潔に説明します。
例えば、私たち人間は、自然災害が起きた時や、攻撃してくる動物や人間がいた場合、その場から走ったり受け止めたりして身を守る術を持っていますよね?
なぜそれが可能なのかというと『私たち人間は動物だからです』つまり動ける生き物だからです。
めちゃめちゃ当たり前のことを言っていますよね?でも植物はどうですか?動けませんよね?
同じ生き物であることには変わりませんが植物は動物ではないから動けないのです。
では植物はただなにもせず抗うこともなくじっとしているのかというとそうではありません。
植物が自然環境から身を守る自己防衛機能
ここではファイトケミカルの重要性を訴えている『麻布医院の院長の高橋弘氏』の著書から文献を引っ張って説明します。
紫外線による活性酸素の害から身を守る抗酸化作用、種子を細菌やカビから守る抗菌作用や殺菌作用など、厳しい自然環境にさらされて育った植物には、多くの自己防衛機能が備わっています。その中心的な役割を果たしているのがファイトケミカルです。
出典:ドクター高橋の『ファイトケイカル』病気を治すいのちのレシピ 高橋弘
このように、植物にもしっかりと自己防衛機能をもっていることが伺えます。そして自己防衛機能の中心的な役割が機能性成分でありファイトケミカルだと言っています。
野菜のニオイ成分や色素はファイトケミカルによるもの
ファイトケミカルが植物が自分を守るために作り出した成分であることは分かって頂けたかと思いますが この時点では抽象的な感じでいまいち分かった感じがしませんよね?
そこで、栄養価の高いにんにくを選抜して、にんにくに含まれるファイトケミカルを一例として挙げてみたいと思います。
にんにくの臭いの正体はファイトケミカル
恐らく皆さんご経験があるかと思いますが、にんにくをガッツリ食べた翌日は口臭がきになってしょうがないですよね?
口臭だけでなく、おならまで強烈に臭くなってしまうので、にんにくの恐ろしさは誰もが知っている事実です。
実は、にんにくのあの独特の臭みはファイトケミカルによるものなのです。
これは、にんにくを刻んだりすりおろしたりすることで発生する成分で、にんにくに含まれるアリインという成分が『アリシン』という成分に変化したことで発生します。
アリシンには強烈な殺菌作用や強烈な刺激臭があるため、あくまでも私の推論ですが、にんにくのアリシンは寄生しようとする菌や害虫から身を守るため作られた成分なのではないかと思います。
野菜の色素もファイトケミカル
それと、野菜や果物の色素もファイトケミカルによるものです。
例えば、野菜のナスやぶどうは青紫色をしているかと思いますが、これはアントシアニンとよばれる成分によるもので、これもファイトケミカルの一種です。
『ん?アントシアニンは聞いたことがあるぞ』って思われた方や既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、意外と聞き馴染みのある言葉がファイトケミカルだったりします。
他にもニンジンの赤橙色はβカロテンによるもので、これもファイトケミカルです。
ファイトケミカルの効果|あらゆる病気の予防
先ほど、にんにくの臭い成分のアリシンがファイトケミカルだとお伝えしましたが、そもそもファイトケミカルにはどのような効果があるのか気になるところですよね?
ファイトケミカルにはアリシン以外にも種類豊富にありますので、以下はファイトケミカル全般と解釈してください。
ファイトケミカルに認められている効果は以下の7つになります。
- ガン予防作用
- 免疫を整える作用
- 体のサビを防ぐ抗酸化作用
- 血液サラサラ作用
- デトックス効果作用
- アンチエイジング作用
- ストレス作用
出展:ドクター高橋の『ファイトケイカル』病気を治すいのちのレシピ 高橋弘
いかがでしょう?これだけ病気予防の効果が期待できるのなら積極的にファイトケミカルをとっていきたくなりますよね?
にんにくはがん予防効果で№1!
アメリカ国立がん研究所が発表した『デザイナーフーズ計画』(1990年)のフードピラミッドには、約40品目ががん予防効果のある食品として選ばれており、その頂点にたつのがなんと『にんにく』です。
フードピラミッドの図については『がん予防 フードピラミッド』の画像検索でググっていただければ出てきますので興味のある方はご覧になられてください。
このように、にんにくはがん予防の頂点にあり、その中心的な役割を担っているのも『ファイトケミカル』なのです。
あくまでもここでお伝えしたいのは『にんにくの素晴らしさ』ではありません。あくまでもファイトケミカルの素晴らしさであり、ガン予防にも効果があるほど強力な病気予防効果があるのです。
それと補足しておきますが、にんにくばかり食べていればOKってことはなく、むしろにんにくの食べ過ぎは殺菌作用が強すぎて体を害してしまうのでバランスよく食べる必要があります。
それぞれの野菜によって含まれているファイトケミカルの成分は異なってくるので、種類豊富に野菜を食べることでファイトケミカルの7つの作用をいただくことが可能になるわけです。
効果的な摂取方法は野菜スープオンリーです!
ここまでお読みいただけた方はザックリですがファイトケイカルのおおまかな作用については分かって頂けたかと思います。
ただここで是非知って頂きたいことがあります・・・
ファイトケイカルは野菜をただ食べればOKってわけではない
『え?野菜をただ食べてもダメってどういうこと?』って思われたかと思いますが、そもそもファイトケミカルの成分は、植物の細胞壁の中に含まれていて、この細胞壁が意外と頑丈な構造になっています。
そのため、生野菜をサラダとして食べているだけでは体内での分解もあまり進まず効率よく摂取することができません。
植物の細胞壁は熱に弱い
『そのまま食べてもダメって・・・じゃーどうすれば良いの?』って話になりますが、解決策は超がつくほど簡単です。
細胞壁は熱に弱いため、加熱調理をすることでファイトケイカルをうまく引き出すことが可能になります。
そこで気を付けていただきたいこととしては、加熱して細胞壁を壊すのはよいのですが、肝心なファイトケミカルが流出し、それをしっかり摂取することが重要になってきます。
なので、炒め物に関してはあまり効果的ではありません。
なぜなら溶け出たファイトケミカルがフライパンに流出してしまうからです。
だから野菜スープオンリー
そこでオススメなのが野菜スープとなるわけです!
これなら鍋に溶け出たファイトケイカルも汁ごと飲んでしまえばすべて吸収できるからです。
味噌汁でも良いですし、コンソメスープでもOKです。
とにかく野菜を切って鍋に放り込んでしまえば簡単にできるので、是非具だくさんのスープを作ってオリジナルのファイトケミカルスープを作ってみてください。
まとめ
では最後に本記事のおさらいとして各トピックを振り返っていきましょう。
ファイトケミカルとは?|野菜に培われた矛と盾
ファイトケミカルは身動きのとれない植物が外敵に備えた自己防衛機能である。
そしてその成分は人間にとって有効な成分である。
ファイトケミカルの効果|あらゆる病気の予防
ファイトケミカルはガン予防を含め、あらゆる病気の予防に繋がる成分である。
特にニンニクはガン予防№1の食材である。
効果的な摂取方法は野菜スープオンリーです!
ファイトケミカルは細胞壁が頑丈なため、そのまま野菜などを食べても体内で吸収されにくい。
しかし、加熱すると細胞壁が壊れやすく、スープで食べることで無駄なく摂取が可能になる。
以上で『ファイトケミカルの驚きの効果【野菜スープがあなたの体を救う】』をお伝え致しました。