元アスリートのDr.kです。
今回はえのきのダイエット効果についてご紹介していきます。
冬の寒い時季になってくると、鍋物料理が多くなってきますが、その中でもエノキは鍋料理と相性がよく、どの家庭でもよく使われる食材ではないかと思います。
スーパーでも通年で販売されているため入手も簡単ですよね?
さて、そんなえのきには以下のダイエット効果が期待できます。
ポイント
- 脂肪分の吸収阻害
- 脂肪燃焼効果
- 排便促進&血糖値の上昇を抑える
- 糖質の代謝を促進
えのきを食べることで以上の効果を期待することができるのです!
では、これらの効果を生み出すえのきの成分とはなんなのか?
これからご紹介していきたいと思います。
えのきのダイエット効果を生み出す4つの成分とは?
えのきのダイエット効果を生み出している成分は主に4つあると考えられます。
それらを順に解説していきたいと思います。
脂肪の吸収を防ぐキノコキトサン
きのこ類には、キノコキトサンと呼ばれる有効成分が含まれており、腸管での脂肪吸収を抑制し脂肪の排出を促す効果があることが分かっています。
その結果、肥満予防、メタボリックシンドロームを予防する効果が期待できるため、市場ではキノコキトサン成分を含むサプリメントまで販売されているくらいなのです!
実は、脂肪吸収を抑制するキノコキトサンは、えのきに多く含まれており、脂肪分の多い食事をする際は、えのきを一緒に食べることで脂肪吸収を抑制することができるのです。
だから牛肉メインのすき焼きとの相性が良いのですね(^^♪
脂質の代謝を活性化させるエノキタケリノール酸
きのこ類の中でも、えのきにしか含まれない成分があります。
それがエノキタケリノール酸です。
このエノキタケリノール酸にはアドレナリンを活性化させ脂肪燃焼効果があるとされます。
私達が運動をしたりするとアドレナリンというホルモン物質が分泌されますが、このアドレナリンには代謝を促進させる作用があり、脂肪燃焼効果も期待ができるのです。
そのため、積極的に運動を行っている方は、えのきを食べることで更なる脂肪燃焼効果をあげることができることでしょう。
便通の改善と血糖値の上昇を防ぐ食物繊維
食物繊維には、便通を促す効果と血糖値の上昇を抑える効果があります。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があり、不溶性食物繊維は体内の水分をすうことで膨張し腸管を刺激することで便通を促す働きがあります。
なので、便秘でぽっこりお腹で悩んでいる方にとって食物繊維は救世主とも言える存在なのです!
そして、水溶性食物繊維は体内の水分に溶け込みやすく、水にとけることでゲル化します。
ゲル化した状態だと消化管での食べ物の移動がゆっくりとなり、消化吸収がおだやかになり糖質の吸収スピードも遅くなり血糖値上昇を抑えることが可能になるのです!
血糖値の急上昇は太る原因ともされており、日々の食事で気を付けることで痩せやすい状態を作ることができるです。
ダイエットを頑張る上では、この食物繊維の存在は必要不可欠なものであり、えのきには食物繊維がたくさん含まれているため、積極的に食べていきましょう(^^♪
糖の代謝を活発化させるビタミンB1
えのきには、糖質の代謝に欠かすことの出来ない成分であるビタミンB1が豊富に含まれています。
血糖値の上昇は太る原因ともされており、中には太る要因にカロリーは関係なく、糖質が太る最大の要因だとおっしゃる専門家もいるほどです。
私は専門家ではないのでハッキリ言えませんが、私もカロリーは関係なく糖質に問題があると思ってダイエットを継続しております。
人間の体は、糖質をエネルギーに変えて動く原動力としていますが、この糖質が過剰に多い場合、エネルギーとして処理しきれない糖に関しては体脂肪として蓄積されてしまう構造となってます。
もしビタミンB1が欠乏してしまうと、糖質をエネルギーとして代謝することが出来なくなりパワーがなくなるだけでなく、ブクブク太ってしまう原因にもなるのです。
そのためビタミンB1は積極的にとっていきたい重要な成分なのです。
しかし安心してください!
えのきにはビタミンB1がたくさん含まれていますので、積極的にえのきを食べることで糖質の代謝をサポートしてくれます。
えのきのダイエット効果を促進させる食べ方!
さて、ここまでえのきに含まれるダイエット効果を促す成分についてご紹介してきました。
次はえのきのダイエット効果を促す食べ方についてご紹介していきます。
脂肪の吸収を防ぐキノコキトサンは、えのきの細胞内に含まれており、キノコキトサンを効率よく引き出すためには細胞壁となるものを壊す必要があります。
調理の仕方としては、えのきをよく刻んだり、みじん切りにしたりする方法もありますが、最も簡単な手段はえのきを冷凍することです。
冷凍をすることで、細胞内の水分が膨張し細胞壁を破壊しれくれるためキノコキトサンを効率よく抽出することができます。
ただし、解凍するときは注意が必要で、解凍の際に細胞内の成分が流出してしまうため、有効成分をしっかり生かしたいのであれば、解凍せずに鍋やフライパンに入れて調理することをオススメします。
そのためにも、料理に使いたい状態でえのきを刻んで冷凍しておきましょう!
炒め物などは凍っていると調理りにくいのが難点ですが、お鍋であれば、冷凍していてもただ放り込むだけなので調理は簡単ですよね?
いろいろ工夫してえのきダイエットを実践してみてください(^^♪
まとめ
ここまで、えのきのダイエット効果を生み出す4つの成分についてご紹介してきました。
ポイント
- キノコキトサン
- エノキタケリノール酸
- 食物繊維
- ビタミンB1
主にこれらの成分が、えのきのダイエット効果を生み出している成分となります。
キノコキトサンには脂肪の吸収を抑制する効果があり、エノキタケリノール酸には脂肪燃焼効果が期待できます。
食物繊維は排便効果を促し、さらに血糖値の上昇を抑えることで太りにくくします。
さらにビタミンB1は糖質の代謝を促し体に脂肪がたまるのを防いでくれます。
当たり前かもしれませんが、えのきだけを食べていてダイエットが成功するものではありません!
ダイエットフードに完璧なものなどないからです。
それだけに依存してダイエットを行うのは非常にアンバランスで、下手をすれば生命の危険すらあるものなのです。
しっかり、お肉や魚、大豆製品からたんぱく質をとり、野菜や果物などからえのきにビタミン、ミネラルも補充するようにしてください。
以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。