こんな疑問をお持ちの方に向けて回答しつつ、実際のブロッコリーのダイエット効果についてご紹介していきます。
ブロッコリーは栄養価が高い食材として人気があり、メディア関係でもよく取り上げられている食材です!
そしてこの記事を書いている私も大好きな野菜の一つであり愛用しています(^^♪
実はメンタリストDaiGOさんもブロッコリーは積極的にとりたい野菜の一つとして、このように紹介しています。
ファイトケミカルが豊富に含まれていて、死亡率を下げてくれる野菜をご存知でしょうか。それがブロッコリーです。ブロッコリーは積極的にとりたい野菜の一つです。
ブロッコリーは脳の働きを活性化するだけでなく、最高のアンチエイジングになるうえ、最近は腸内環境を整える効果があるのではないかといわれています。
【出典:メンタリストDaiGO『最高のパフォーマンスを実現する超健康法』】
どうですか?
著名な方が自身の著書で積極的に摂りたい野菜の一つとして紹介しているのに、食べすぎると太ったり、なにかしらの弊害があるという噂がネット上で出回っているようです。
果たしてブロッコリーの食べ過ぎで太るという噂は本当なのでしょか?
ブロッコリーの食べ過ぎで太ることはない!
結論から言うと、ブロッコリーの食べ過ぎで太ることはありません!
なぜなら、ブロッコリーはめちゃめちゃ栄養価が高くダイエットにも優れた効果を与える栄養を含んでいるからです。
しかし、『どんな食材においても食べすぎてよいものなどありませんよね?』というのが私個人の見解です。
【効果がある!】【ダイエットに最適だ!】といった情報を耳にするだけで、その食材だけで自分の悩みが解決されると信じてしまう方がいらっしゃるようですが、そんな抜群に優れた効果のある食材など存在しませんし、食べすぎることで栄養過多になったり、栄養不足になったりするリスクも考える必要があります。
なぜなら、栄養バランスは単一の食材だけで補えるものではないからです。
TBSテレビ「金スマ」でも紹介され話題となっている牧田 善二の著書ではこのように紹介されています。
人間の体には『消化・吸収のシステム』が備わっています。それによって口から食べたものが消化され、『形を変えた栄養素』になり、必要に応じて吸収されていきます。
この『形を変えた』というところが大事で、食べたものはそのまま肉体の一部になるわかではなく、代謝の過程で構成を変え、さまざまな物質へと合成されていきます。
【出典:医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 著者:牧田 善二】
つまり、ブロッコリーだけを食べていたとしても、ブロッコリーに含まれる魅力的な栄養素がしっかり吸収されるとは限らないということです。
様々な栄養素と出会うことで、ブロッコリーの良さが活かされるわけですので、ブロッコリーに依存せずバランスよく食べることが重要なんです。
では、ブロッコリーの食べ過ぎの疑問が解消されたということで、次の項ではブロッコリーの栄養価、魅力についてご紹介していきます。
ブロッコリーの優れたダイエット効果
ザックリとブロッコリーの素晴らしさは以下の通り!
- 代謝を促すビタミンB群が最強である!
- 食物繊維は野菜類では抜群の含有量!
実は、ブロッコリーは野菜の中でも極めて栄養価の高い野菜で、その栄養価はほうれん草を凌ぐほどです!
もはや通年で出回っている野菜類では最強の野菜だと思います。
特にダイエットに効果をもたらすビタミンB群に関しては右に出る野菜がないほどの優れものですよ(^^♪
その根拠としてブロッコリーのビタミンB群の栄養価をほうれん草と、小松菜と比較してみましょう!
ブロッコリー(100gあたり)
- ビタミンB1:0.14mg
- ビタミンB2:0.20mg
- ビタミンB6:0.27mg
ほうれん草(100gあたり)
- ビタミンB1:0.11mg
- ビタミンB2:0.20mg
- ビタミンB6:0.14mg
小松菜(100gあたり)
- ビタミンB1:0.09mg
- ビタミンB2:0.13mg
- ビタミンB6:0.12mg
なんと!
緑黄色野菜の中でも栄養価の高いほうれん草、小松菜と比較してみましたが、やはりブロッコリーは頭一つ抜けていると言えます!
代謝に関わるビタミンB群を多く含むブロッコリーはダイエットにとって最強の野菜なんです!
豊富な食物繊維が優れたダイエット効果を与える
さて、ブロッコリーにはダイエット効果を促す食物繊維もたくさん含まれています!
食物繊維のダイエット効果は以下の通り
- 血糖値の上昇を抑え太りにくくする
- 食べすぎを抑制し過剰なカロリー摂取を抑える
- 腸内環境を整え代謝を向上させる
以上の各項目を簡単に説明していきます。
血糖値の上昇を抑え太りにくくする
血糖値の上昇が太る要因とされているのは、もはや当たり前の情報となりつつありますが、過剰な糖分の摂取や急激な血糖値の上昇はダイエットを阻害する大きな問題です。
その理由として、血中にあふれかえった糖がエネルギーとして処理されない場合、脂肪として肉体に蓄えられてしまうからです。
なので、仮に脂肪分の少ない食事をとっていたとしても、ごはんや麺類など炭水化物を食べすぎるとブクブク太るというのは、これが大きな要因だからですね。
食べすぎを抑制し過剰なカロリー摂取を抑える
食物繊維は食べすぎを抑制する働きがあります!
これはどういうことかと言うと、食物繊維を含んだ野菜などを食べると、その食物繊維が体内の水分を含み体内で膨張します。
そんなに食べてはいないのだけど、なぜか満腹感が得られるのは、この食物繊維の膨張効果によるものです。
なので、もしついつい食べすぎてしまう方は、先に野菜をたっぷり食べてあげることで、太る要因である炭水化物をバクバク食べずに済むのでオススメですよ(^^♪
腸内環境を整え代謝を向上させる
食物繊維は腸内環境を調えます!
その理由は2つ
- 排便を促す働き
- 善玉菌の活性化
- 排便を促す働きとは?
先にお伝えした体内の水分を吸って食物繊維が膨張するとお伝えしましたが、腸内で膨らむことで腸の排便を促す働きもあるので、体内にたまったコレステロールなどの老廃物を一掃してくれます。
- 善玉菌の活性化とは?
食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌が増えることで腸内環境が整い、体の代謝機能を高めてくれます。
この二つの食物繊維の働きによって腸内環境が整うことが可能になるわけです。
すると、腸内環境が整うことで糖廃物の排出がスムーズに行われ、老廃物の沈着が少なくなることで体の代謝が向上します。
このように、腸内環境はダイエットを行っていくうえでとても大切なことなのです。
ブロッコリーは食物繊維の含有量
さて、ここまでブロッコリーに含まれる食物繊維についてご紹介してきましたが、肝心な含有量はいくらなのか気になりますよね?
どれくらい含まれているのか、他の野菜と比較してみました。
一日に必要な食物繊維:20g以上
- ブロッコリー(100g) :4.4g
- ほうれん草(100g) :2.8g
- 小松菜(100g) :1.9g
この値をみても、やはりブロッコリーは最強です!
是非とも毎日の食卓に並べておきたい食材ですね(^^♪
ブロッコリーを食べすぎてはいけない理由とは?
なぜブロッコリーを食べすぎてはいけないのか?
冒頭でもお伝えしましたが、なにごとも食べすぎてよい食材などないとお伝えしましたよね?
食べすぎてはいけない要因とは?
- 単一の栄養過多になりやすい
- 栄養バランスが乱れやすくなる
どんなに栄養たっぷりの野菜であっても、その食材だけに依存した食べ方だと摂取しすぎてはいけない栄養を摂りすぎてしまうかもしれません。
さらに、例え栄養価最強のブロッコリーといえども全ての栄養バランスが最強かというとそうでもありません。
あくまでもブロッコリーは野菜ですので、人間に最も必要とされているたんぱく質は肉や魚、大豆などで補う必要がありますし、野菜に含まれるファイトケミカルは野菜によって異なるので、種類豊富に野菜を食べる方が理にかなっています。
ブロッコリーの摂りすぎで害をもたらす栄養とは?
ブロッコリーを摂りすぎて害をもたらす栄養とはなにか?
実は以下の2つの成分となります。
- 食物繊維
- ゴイドロゲン
『え?さっきまで食物繊維がイケイケだと言ってたじゃない?』
先ほどもお伝えしたように、なにごとも摂りすぎはよくないのです。
実は、食物繊維は便秘解消にとって最適な成分ではあるのですが、逆に過剰に摂取すると下痢をもたらす可能性もあるのです。
そして、ゴイドロゲンとは、アブラナ科やマメ科の植物に含まれる成分で、ヨウ素の取り込みを阻害し、甲状腺機能低下症を招く可能性があるとされているようです。
あくまでも発症する可能性に関しては仮説のようですが、発症するとしてもかなりの量を食べない限りありえないとの報告もあるようです。
いずれにしても過剰な食べすぎは控えた方がよさそうですね。
ブロッコリーを食べる目安量
ブロッコリーの食べすぎは食物繊維の過剰摂取で下痢を引き起こす可能性があるとお伝えしました。
そのため、どの程度までなら食べて良いのか心配になりますよね?
まずは食物繊維の一日に必要な摂取目安量を書きに記載致しました。
- 一日の食物繊維の摂取目安量は20g
- ということは最低でも20gは食物繊維を摂取しなければいけない
このように、一日に必要な食物繊維は20gを最低ラインとしています。
ではブロッコリーにはどの程度の食物繊維が摂取可能になるのか?
- 気になるブロッコリーの食物繊維は100gあたり4.4g。
- スーパーで販売されているブロッコリー1株の重さは約350~400g程度。
- ブロッコリーの廃棄する部分を考慮すると1株食べると約15g程度は食物繊維が摂取可能。
基本的に、日本人は慢性的な食物繊維不足だと言われています。
なので、一株まるまる食べたところで食物繊維を過剰に摂取したというわけではないでしょうし、毎日一株食べる方がむしろ大変かと思いますね(笑)
いずれにしても、ダイエットに良いからと2株も3株も毎日食べるようだと食べすぎにあたる可能性があるので気を付けた方が良いかと思います。
まとめ
以上、ブロッコリーの食べすぎで太ることはない!しかし食べすぎはNG!についてご紹介してきました。
本記事の結論としては、ブロッコリーを食べすぎて太ることはないけど、食べすぎると人体に害をもたらす可能性があることをお伝えしました。
そして、ブロッコリーは栄養価が野菜のなかでは最強であり、とてもダイエット効果が期待できる食材だということも分かりました。
食べすぎるとNGとはお伝えしましたが、よほど過剰に食べない限りは食べすぎにあたることはないでしょうし、日本人は慢性的な食物繊維不足なので、むしろ意識的にブロッコリーを食べにいっても良いのではないかと思います。
以上、ここまでお読み頂きありがとうございました!