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国上山 カタクリが彩る早春の魅力溢れる登山道

 

2019年4月7日(日)  新潟県 国上山

 

さて、最近は春の妖精を探しに低山へ通いまくっている私ですが、ノーマークだった国上山にも行ってまいりました。

 

全く期待もせず、なんとなくお花はあるだろうなといった感覚ですね!

 

結論から言うと、私の想像を遥かに超えた素晴らしい世界をかもしてました♪

 

まあ、国上山を完全になめてましたね…(笑)

 

ちなみに、今回の入山ルートは『道の駅 国上』にてスタートしました。

 

 

上の写真は『道の駅 国上』の公園です。

公園から更に山側に向かっていくと・・・

 

 

上の写真のように近くに神社がありますので、そこの裏側から山へと入山していきます!

 

 

 

ややうす暗い杉林の登山道を進んでいきます。

すぐに直進コースと左に右折する分岐がありますが、そのまま直進します。

そして、少し緩い傾斜を登ると更に直進と右折の分岐が出てきますので、そこは右折します。

 

そのまま直進すると道路に出ますので、道路に出たら国上山周回コースへ合流です。

今回はぐるっと一周して、また同じように戻るといった流れです!

 

 

まあしかし、出だしからとんでもなく凄いお花畑が広がってましたね☆

特にカタクリの群生率は弥彦や角田山よりも凄いかもしれませんね。

 

本当に見事なカタクリのお花畑が広がっています!

 

 

 

お花の鮮度についてはピークを過ぎていて、元気なカタクリ率は20%程度ですがそれでも見応えはありましたよ!

 

しかし、カタクリの花びらの付け根付近の模様が独特ですね!

写真を見て頂ければ分かるように1枚1枚の花弁の付け根には模様がありますよね?

 

これが一体なんの模様なのかと言われると表現に困りますが、山の形にも見えなくはないし・・・

またカタクリの花弁の内側に更にお花が咲いているようにも見えたりします。

 

なんだかカタクリは特徴がいろいろあって面白い植物ですよね(^.^)

カタクリの生態については下記の別ページにてご参照くださいませ!

 

カタクリ ※早春を彩るカタクリの素晴らしい生態!

 

他にもこんなお花もありましたよ!

 

 

シハイスミレと思われます!

当初、最初にこの記事を書いた時はナガハノスミレサイシンと紹介しましたが、葉の緑の濃厚さと、葉の裏面の色、更に葉脈のピッチから考えて違うだろうと考え直しました。

 

単純に葉の長さだけでとらえるとナガハノスミレサイシンで判断出来そうですが、スミレの仲間は多岐にわたるため、同定はそう単純ではないようですね。

 

 

 

道中の樹木にはタムシバも咲いておりました!

このお花の香りは本当に甘い香りが漂っていて好きですね。

 

 

上の写真はタムシバの花芽ですが、これを切ったり潰したりすると甘くてミント系の香りがしてすごく気分がよくなります。

 

ただ、この国上山は国定公園で植物採取に関しては地主から禁じられていますので、許可を得てない限りは規制のない所か、もしくは地主から許可を得てください。

 

話しを戻しますが、タムシバは香りがよく甘味も少々あるので、紅茶の香り付けや少々の甘味を加えることも出来るので、タムシバ茶なんてのも出来ます(^.^)

 

そもそも、タムシバの由来とは、小枝を噛むと甘いといったところからきています。

タムシバを漢字で書くと『噛柴』

 

そう!

つまり『噛むと甘い柴』→『噛む柴(カムシバ)』→言葉が鈍って『タムシバ』

というよになったとの説です。

 

植物の名前の由来って面白いですよね!

 

 

更に歩き進めると、ショウジョウバカマも登場!

 

 

そして今シーズン初登場のトキワイカリソウです!

 

 

そしてまたスミレ!

 

 

これは『ナガハシスミレ』と思われます。

距が長いことが特徴で、距とは上の写真でみるとお花のしっぽのような部分ですね。

 

距が反り返っているように見えますが、このような見た目から別名でテングスミレなんて呼ばれてもいるようですよ(^.^)

 

更に足を進めます。

 

 

他にも雪割草『オオミスミソウ』も健在です。

時季が遅いでいなのか、咲いている個体はかなり少なかったですね。

本来はもっと多いのだと思います。

 

 

 

またまたカタクリです。

思わず珍しい個体があったので写真撮りました。

 

私の知っている限りでは、一株に一輪だけ花をつけるイメージでしたが、上のカタクリの写真は1株に対して2輪咲いているように見えます。

 

通常、花を咲かせるカタクリは葉が2枚であって、それ以上の個体はみたことがない。

 

もしかしたら、鱗茎が同じ個所にあったため、たまたまそう見えただけなのかな…

 

誰か知っている方がいらっしゃったらお聞きしたい!

 

いや、本当にカタクリは花をして美しいし、また植物の生態も特徴がいっぱいあって面白いですね!

 

 

さてさて、今年はあまり見かける機会の少なかったセリバオウレンもいました!

 

 

 

 

国上山山頂です!

なんどか登っている山だけど、本当に手軽に登れる山で初心者にも最適ですね!

時間のない時にはちょうど良い山です。

 

さて、ここから下山までは20分も掛かりません。

 

 

 

そして下山!

本当、楽ちんですね。

このまま『道の駅 国上』まで戻ります♪

 

 

以上、国上山を登ってきましたが、予想を遥かに上回るカタクリの群生率にはびっくりしましたね!

まだ行かれてない方は、是非足を運んでみてください!

 

まだ間に合うかもしれませんよ(^.^)

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