※2019年3月10日
今日は、雪割草の開花状況を確認しに角田山へ!
ご存知のように、今年は異常なほどに小雪であったため、山の積雪量は例年より
遥かに少ない。
新潟県は場所によってはそれなりに積雪の多い地域もあったようだが、それでも
どこもかしこも積雪量は少ない!
ってことで、今年は雪割草の開花が早いと思われたので、どんなもんかと思い角田山へ
足を運んでみました(^.^)
登山ルートは、ほたるの里から山頂をめざし、山頂からは灯台コースへ降り、その
後は適当に登りかえして帰る予定!
さてさて!
まだ時季的に早いだろうなと思いながら、登山開始1分も経たないうちにお花を発見!
今年、第一号の春の妖精(スプリングエフェメラル)に出会えました!
このお花はキクザキイチゲです!
花は完全に開いていないが完全に開くとそれなりに見応えのある花ですよ!
※春の妖精について知りたい方は以下の記事をクリック↓
『春の妖精 里山お花見トレッキングツアー』←こちらをクリック
そしてさらに足を勧めると・・・
出ました!
紫色の雪割草です!
こんなに早く出会えるとは思っていなかったです(^.^)
更にやや桃色に染まった雪割草も発見!
さらにさらに!
白色の雪割草です!
わずか2分もしないうちに紫、桃色、白色の雪割草に出会えました!
写真だとあまり伝わらないですが、この斜面にたくさんの雪割草が群生してますよ(^.^)
やはり角田山の雪割草は群生率が凄いですね!
一か所に複数の雪割草が咲くと更に見応えがありますね!
しかし、この感じだと、角田山の雪割草のピークは今なのかもしれないです。
となると、通常は3月中旬から下旬に見れていた雪割草もその時期には厳しいかも…
なので、まだ見られてない方は早めに角田山へ出かけてください!
無理そうな方は、角田山がだめでも弥彦山なら開花のタイミングが遅いので観れますよ(^.^)
ちなみに、他の植物達も現状をご紹介☆
アオキの実も真っ赤に存在感を発揮しています!
今後いろいろと紹介しますが、これらの樹木や草花の名前には由来があるのです。
今回は特別にアオキについてだけ解説しますが、この樹木を漢字で書くと『青木』です!
青木?
写真をみて頂けると分かるように葉も枝も青々してますよね?
そう!
青い木だから青木なんですね(^.^)
植物の由来については確固たる証拠や確実性に欠けるものがありますが、先人がつけた名前には面白みがあります!
中には詳細不明の植物もありますが、それらを知ることで何気ない木や花にも面白みが出てきたりしますよ(^.^)
さて、話を進めてます。
道中にはこんな樹木の花も開花してます!
ヤブツバキですね!
通常、新潟県のツバキは多雪に適応したユキツバキですが、角田山などの積雪が少ない地域
ではヤブツバキも見られます!
植物には、その場の自然環境に適応した品種のみが生き残り、その場所で生きている理由も必ずあるのですね。
私達人間だって、生きにくい環境だったらどこか違う地に引っ越して平和に過ごしたいですからね(笑)
気付いたら角田山頂まであっという間に到着!
標高300mを超えてくると、まだ春の気配はこれからって感でしょうかね。
お花も特に咲いてはいないので、これから出てくるカタクリを見にまた訪れたいと思います。
他のコースの状況も確認したかったので、灯台コースから下山!
角田山の灯台コースと言えば海抜0mからスタートできる、山登りとしては珍しいケースの登山道です!
やっぱり海の見える山って素晴らしいですよね!
とくに夕暮れ時に通るこのコースは本当に好きですね(^.^)
それこそ日本海ですから、夕陽に沈む瞬間を登山道で見届けることも出来るのも醍醐味です!
これは他県にはなかなかない新潟が誇る角田山の強みでしょう!
さて下山後は、再び登り返しでさくら尾根を使う予定でしたら、こちらは現在通行止めとなっていたため、違う登山口まで歩いて移動しました。
15分ほどすると別口の登山口が現れたので、そちらから角田山の頂上を目指して登り返し!
すると、またすぐに雪割草が目の前に!
本当、色の変化や形状が異なるので雪割草って面白いですよね♪
さらに、カタクリが開花に向けてスタンバイしてました!
※ちなみに、3月21日 弥彦山にてカタクリの群生を確認済み
詳細は右記をクリック→『弥彦山に咲く雪割草 そしてカタクリで彩るお花畑』
もう少しですね!
あと1~2週間後にくると後発の春の妖精たちが咲き乱れると思います。
これはキクバオウレン!
と、この日に見られたお花たちは以上ですね!
その後は角田山の山頂まで登り、そこから素直にほたるの里へ引き返しました。
この時季は変化が著しいから里山登山は楽しいですね!
また時間をみて登りにきます(^.^)
ここまでお読み頂きありがとうございます。
私のサイトでは、出会ったお花や樹木の解説ページを設けています。
まだまだ発展途上ではりますが、雪割草(オオミスミソウ)について解説しておりますので、そちらも併せてご参照頂けたら幸いです。
雪割草(オオミスミソウ) 『新潟県の県花』 ←こちらをクリック