※この記事は2019年9月16日の守門岳の登山記録になります。
守門岳 大白川コースの詳細と難易度
- 山の所在:新潟県魚沼市、長岡市、三条市にまたがる山 ※日本200名山
- 標高 :1,537.2m
- 登山適期:6月上旬~10月中旬
- 難易度 :初心者~中級者向けの日帰り登山コース
- 体力度 :※10段階中『3』
- 危険度 :※10段階中『4』
- コース :守門岳の登山コースの中では最速最短ルートであり、比較的登山客も少ないコース
持参した装備&行動食
- 30Lザック
- アプローチシューズ
- 帽子
- ツェルト
- ヘッドランプ&予備電池
- 救急セット
- 防寒着&レインウェア上下
- 水1L
- 行動食(菓子パン2個、ポカリスエット粉末、アミノバイタル粉末)
- 日焼け止め
- サングラス
守門岳 ※大白川コースの魅力
- 守門岳をサクッと登りたい方にオススメ! 山頂までの標高差は900mほどで登り返しも大してないので楽々登山!
- 痩せ尾根を歩くため、やや危険ではあるが展望はコースの中で最も良い!
- 樹齢100年以上の歴史あるブナがたくさん自生しており、江戸時代から生きている樹齢200~300年のブナ達も簡単に出会えます!
守門岳 ※大白川コースの注意点
- 最短最速ではあるが、初心者向けのコースとは言い難く、登山口をスタートしてから痩せ尾根の険しい急登が続き、下山する際は足場が安定せず滑りやすい状況にあるので注意が必要!
- 守門岳のどのコースでも同じことが言えるが、基本電波の届きにくいエリアなので、万が一事故を起こした際は連絡が取りにくい・・・予防策というか当たり前ではあるが、入山する前に必ず登山届と家族に行先はしっかり伝えておくように!
Dr.kコースタイム
登山開始時刻:7時42分
下山完了時刻:10時47分
合計所要時間:3時間05分
地図を用いた詳細なログやコースタイムは下記のヤマップの活動記録を参照してください!
大白川(大原)登山口~守門岳山頂
本日は、地元の山である守門岳へやってきました!
この山は冬でも楽しめる山なので、人生の中で一番足を運んだことが多い山ではないかと思います(^^♪
冬でも楽しめるというのは、この山はバックカントリーの出来る山として認知度が非常に高く、県内外からもたくさんの山スキー客が訪れるからですね♪
興味がある方は下記のページをクリックしてくださいませ(^^)/
今年の3月に1泊2日で臨んだ守門岳の楽しい冬山イベントです!
さて、今回の山頂までのアクセスは、大原スキー場から行く大白川コースとなります!
そして、山スキーでもここから守門岳にアクセスすることも出来ます。
今までなんども守門岳には登っているけど、このコースは初めてです♪
ということで、雪のない大原スキー場を車で登っていきます(^^)/
大原スキー場の駐車場から8分程度で大白川登山口へ到着!
この日、このコースでは私以外に1パーティーの登山客しかいませんでしたね♪
あまり人気のないコースなのかもしれません。
放牧場のような野原を突っ切って山へと侵入していきます!
そして入山して間もなく・・・
布引の滝と守門岳への分岐点です!
布引の滝は、新潟県観光協会のホームページにも紹介されている落差30mほどある大きな滝です☆
なにやらお手軽に行ける滝のように紹介されてますが、恐らく近年の大雨などの被害で登山道も荒廃しており、観光客が訪れるにはシビアすぎるであろう場所にあります(笑)
まあ我々登山客にとっては問題はないと思いますが・・・
ちなみにどちらのルートを使っても守門岳には結果行けます!
私は迂回しないでダイレクトに山頂を目指します。
さて、この山の自慢といったら樹齢200~300年クラスの現役のブナに簡単に出会える凄い場所なんですね!
このコースに限ったことではなく、守門岳の山域ではとにかくブナの分布率が非常に高く、特に山深いエリアでは歴史あるブナにも出会える貴重な山なんですね!
冬場になると、下草や低木が雪で覆われ、我々の視界に入ってくるのはブナのみといった幻想的な景色を堪能することも出来る山です!
正直、守門岳は夏山ではなく冬山に最大の魅力があると私は思っております(笑)
さて、そうこうしていると尾根に到達!
そして一時的に山頂への展望も開けました!
今日は生憎の雨模様なので、すっきりと晴れ渡った空ではなく残念ですが・・・
なので本降りになる前にサクッと登ってきたいと思います(^^)/
途中で、布引の滝の周回コースと合流!
下山の際は、こちらへ立ち寄ってみようと思います!
さて引き続き見事なブナ林を引き続き登り続けます!
尾根ではあるが、まだまだ樹高の高いブナで覆われています。
1000m近い標高になってくると、さすがにブナも低木になり、視界が開けてきます♪
そして徐々に痩せ尾根に突入するので、特に右斜面がやや切れ落ちているので注意して登りましょう♪
また痩せ尾根は全体的に急坂でもあり、途中でロープの残置箇所もあるので下山の際は要注意です。
主稜線手前にくると一時的に尾根から外れ、沢に出合います!
一応、ここで水は飲用出来るようですが、お腹に自信にない方は控えた方が良いでしょう(笑)
そして、沢のボトムに咲いていたミヤマダイモンジソウ!
こんな時期に遭遇するとは思わなかったので嬉しい気持ちになりました(^^♪
守門岳は積雪量が日本トップクラスでもあり、標高が1500mほどと標高が低いわりにはガツガツ雪を降らせます。
そのため残雪も夏まで残るので、沢沿いの高山植物は開花が遅いのでしょうね!
さて、沢に出たら上流に向かってほんの少し遡上します!
すると左手に道らしき登山道があるので、そこを進みます!
見た目は小さな沢にも見えますが、そこが登山道です(^^)/
沢から5分程度登るとついに視界が開け主稜線へと至ります!
そして分岐に到着!
ここを左に行くと藤平山コースへと向かい、右に行くと守門岳山頂へと向かいます。
主稜線までくるとオヤマリンドウが綺麗に咲いておりました!
もうすっかり秋ですね(^^♪
旬の過ぎたイワショウブもギリギリ咲いてました!
もうお花もシーズン終了ですね。
本当に1年はあっという間だ・・・
イネ科の植物に覆われた登山道を進みます!
そして先行していたパーティーをここで追い抜きます。
なにやら眼鏡を紛失された方がいたようで困っている様子でした・・・
私も以前にスミスのサングラスを紛失したことがありましたが、案外頭にかけていたりすると音もなく消え去っていることがあるで厄介・・・
とりあえず、眼鏡はなくとも行動はできている様子でしたので何よりです。
まあ行動できなければ紛失したことに気づいているでしょうけど・・・(笑)
選考パーティーを追い越させて頂き、やや足を進めると・・・
ついに守門岳本峰が見えました!
まだギリギリ視界があったので良かった♪
やや雨が降り始めていたのでペースを上げます!
足早に進め、山頂までもうすぐです!
守門岳~布引の滝~大白川登山口
山頂へ到着!
そして、既にガスガスの状態でした・・・
ペースを上げたけど、山頂からの展望はゼロです(;'∀')
まあ仕方ないですね。
山頂の鈴を鳴らして、早々に山頂を後にします・・・
この頂上には指で数えることが出来ないほど足を踏み入れているので、もはや感動という文字はなく、体力維持とストレス発散で登っているだけですね(笑)
さて、さっさと下山して残りの半日を有意義に過ごしましょう♪
登頂したのが9時くらいだったので、自宅には13時には到着している予定です(^^)/
周囲はガスガスで、さらに雨まで降る始末・・・
そんなにガッツリ降る雨ではなかったのが幸いでした。
藤平山コースとの分岐点まで戻り、ここを左に折れます。
急登の連続だったため、下山の際もスピードを上げて降りることは出来ないので慎重にくだっていきます!
とくに岩でゴツゴツしている箇所もあり、段差も大きいため気が抜けない状態がしばし続きます。
痩せ尾根区間をくだり終え、ブナ林帯まで戻ってきました!
そして予定にはいっていた布引の滝へと寄り道していきます!
しかし、あんまり登山道の状況は良くなく、人もあまり通ってないので荒れまくりです・・・
ここも要注意して進んでください。
10分ほどくだると再度分岐が現れます!
ここを左に曲がると布引の滝へと向かい、右に折れると正規ルートへと戻ります。
そして布引の滝の展望台まで到着!
では、この滝の全容を拝んでみましょう!
正直、あんまり期待していなかったのですが、これが思いのほか迫力のある沢でビックリ!
そして、この滝は登攀可能なのかと思わずシュミレーションしてました(笑)
まあ単独では無理ですし、ボルトを何本か打たないと絶対登れませんね(;'∀')
さて、もうこの山で思い残すことはないので早々に下山しますよ♪
土砂降りになる前に脱出です!
しかし、これも思いのほか登山道の状態がよろしくなく、滝を目当てにくる観光客向けの道とは絶対に言えませんね(;'∀')
ある程度行くと、平和な登山道が現れるので、あとは安心して進むだけです!
私事ですが、この守門のブナ林帯は本当に好きですね♪
そして、この辺りをスキーで滑ったこともあるけど、樹木はブナしかない幻想的な空間に変化するので堪らなく良いですね(^^)/
そして正規ルートの分岐へ到着!
あとは2~3分で下山です。
登山口へ到着!
往復3時間ほどの山行でした!
最近の山行では短い登山でしたが、時間に余力のある登山も良いものですね♪
次は紅葉の素晴らしい時季、そして雪化粧した時にこの守門岳へと訪問したいと思います!
是非、皆様もこの素晴らしい山を拝見しに遊びにきてください(^^)/