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利尻山 登山コース 鴛泊ルートに咲く固有種の花 ボタンキンバイとリシリヒナゲシを拝む!

利尻山 登山コース 鴛泊ルートに咲く固有種の花 ボタンキンバイとリシリヒナゲシを拝む!

2018年7月9日

 

 

いまさらですが、昨年訪問した利尻山の登山記録について記事にしました!

なんたって、いつかブログやSNSにでも投稿しようかと思っていたら一年が過ぎようとしている・・・

 

私の記憶が過ぎ去らぬうちに、また私個人の思い出として残してくためにも自己満足レベルの高い記事を書こうと今日に至りました(笑)

 

これから利尻山を訪れようとしている方、利尻山の固有種の花とはどんな花なのか?

それについてご紹介していきたいと思いますので、参考になるような記事になれば幸いです(^.^)

 

 

利尻山の登山コース 鴛泊登山口!

 

 

通常、北海道本島から利尻島に訪れる方は、稚内からフェリーで鴛泊港へと向かうはずですが、その最短登山口である鴛泊から登りました!

 

ここで少々問題なんですが・・・

利尻島に到着した時に悩まされる問題として、登山口にいくまでの足がないことが厄介です(・_・;)

 

港から約5kmの道のりを1時間半ほどかけて歩くか、レンタカーを借りるか、タクシーを使うかの選択になります。

あと、北海道本島からお金をかけてフェリーに乗っけてくる方法もあります。

もちろん、民宿に泊まっているなら宿の方に交渉するのもありです(^.^)

 

いずれにしても、ここでの乗り物料金はそこそこ高額なので、何日も利尻島に滞在するなら北海道本島から車ごと持ってくるのがお得ですね!

 

レンタカーは本島の数倍の料金なので、現地で借りるは滞在日数次第って感じです。

そこらへんはご相談ください。

 

さて、話を戻しますが、鴛泊の登山口は利尻北麓野営場というキャンプ場からのスタートとなります。

 

山頂までの標高差は約1500m

山頂までの行動時間は5時間~6時間程度

往復で約10時間くらいの行程です。

 

当然、人によって時間は異なるので単なる目安に過ぎないので、あくまでも参考程度に!

 

と、まあこんな感じで利尻山は日帰り登山としてはガッツリ登りまくる山になるわけですね。

中には泊まっていあれる方もいるようですが、基本的には日帰り登山となります。

 

なので、安易な装備や行程プランでは遭難のリスクも十分に考えられるので、それなりに事前の準備と装備はしっかりと用意しておきましょう!

 

 

利尻山に咲く高山植物

 

利尻北麓野営場をスタートし、中腹あたりまでは樹林帯を登り続けるような感じです。

それまで特に面白さはあまりないかもしれませんが、中腹あたりになると視界がひらけてきます!

 

 

中腹といっても標高で約1000mくらい上げちゃいましたが、行程の目安としては中間って感じですね。

 

長官山と呼ばれるピークで、このあたりから利尻山のピークが視界に入ってきます!

本州でいうなら、この程度の標高は亜高山帯にもあたらないような標高ですが、この利尻山では高山帯に値する植生とも言えます。

 

北アルプスの標高2000~3000mクラスで見られる高山植物も、ここでは普通に見られます。

 

※イワギキョウ

 

※エゾフウロ

 

※ハクサンチドリ

 

※キバナノコマノツメ

 

高山植物をザックリご紹介しましたが、他にも多数のお花が開花してました!

この山だけで一体どんだけの高山植物を抱えているんだと思うくらい、とにかく豊富な花数でしたね♪

 

利尻山に咲く固有種の花 ボタンキンバイとリシリヒナゲシ

 

さて本題のお目当てのお花も!

 

 

ボタンキンバイです!

標高1500mくらいの崖っぷちゾーンに多く生えていた気がします。

 

本州ではシナノキンバイが同じ兄弟分として存在しています!

サイズは全く同じで、シナノキンバイの八重咲きバージョンですね。

 

ちなみに、また別記事にて紹介しますが、沓形コースの8~9合目あたりのボタンキンバイは桁違いの群生率です(^.^)

 

登山道上にたくさん咲いているので、せっかくなら鴛泊から沓形の縦走を行ってもらいたいものです☆

やや登るまでと、下山後の足を確保しないとですけど・・・

 

ちなみに、このボタンキンバイは利尻山にしか咲かない固有種で、昔はもっともっと個体数が多く見応えがあったようですが、環境の変化や盗掘の影響なのか、年々個体数が減少しているようで非常に残念・・・

 

 

そして、更に年々減少しているのが・・・

 

 

そう!リシリヒナゲシです!

利尻山にきたなら・・・

いや、利尻島にきたなら絶対に見ておきたいのがこのリシリヒナゲシです!

 

淡く透き通るような色合いに魅了されてしまう美しい花です。

 

残念ながら、ボタンキンバイ以上に個体数が減少し、現在は絶滅危惧種にも指定されている高山植物です。

しかも、日本の在来種で自生する唯一のケシとまで言われてます。

 

それほど貴重な植物であり、見るものを魅了する美しい花です☆

これを見ずに利尻島を離れるなんてもったいない!

 

旬な時季としては7月が見頃ですから、是非ともお越しの際はご覧になってください(^.^)

 

ただし、なにやら品種改良された偽物が出回っており、しかも下界で作られたニセリシリヒナゲシが山にも自生しているような話を聞くので、私がみたこのリシリヒナゲシは本物であるのかどうか・・・

 

見た目は酷似しており、素人目には分からないそうです・・・

果たして本物だったのか気になる・・・

 

至る!崖っぷちのお花畑彩る山頂へ

 

さて、崖っぷちのお花畑をたくさん拝み、気付けば山頂付近になりました。

 

 

来た道を振り返るとこんな感じです。

稜線の登山道は登ったり降ったりを繰り返し山頂へ至ります!

ちなみに山頂付近にはこんなお花が!

 

※エゾツツジ

 

※エゾヒメクワガタ  北海道のみ自生

 

※エゾカンゾウ  本州では主にニッコウキスゲと呼ばれる

 

とまあこれもザックリとお花の紹介でした。

 

そして山頂へ到着!

 

 

 

 

ざっとここまでの行程は休憩を含め5時間半くらいでしたね。

そして、7月だけど本州の山に比べるとかなり涼しいです。

お陰で快適な登山が出来ました(^.^)

 

北海道は本州と違って当然気温が低いので当然ですが、更に利尻島が島という条件もあって、下界は冬着でないと朝晩を過ごすことが出来ないほどでした。

 

そして驚くことに、つい最近まで雪が降っていたと現地の知り合いが言っていたのには驚きでした!

なので、これから挑まれるかたは気候の変化には気を付けてください。

 

陽が照っている時は暖かいですが、ガスった時は夏場でも本当に寒いので、冬着を持参して挑むようにしてください。

 

以上、利尻山での私の思い出ブログでした(笑)

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