イチリンソウ
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
イチリンソウの自生地
早春の野山に咲く花、イチリンソウ。
北海道を除く、本州、四国、九州などの低山に自生し、落葉樹の林床部や、樹林の多い尾根筋にも多く自生しているような傾向があります。
私の住んでいる新潟県の弥彦山(八枚沢コース周辺)にはニリンソウと混生してたくさんのお花畑を目にすることができます!
100%お目にかかりたいなら、この山に4月中旬頃に訪問すれば見れるかと思いますよ(^.^)
とにかくデカイ!イチリンソウの花
さて問題は、イチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウなどと、この種の名前は多く、一体どのように見分けたらよいのかわかりません!
って方もいらっしゃるかと思います。
でも安心してください。
このイチリンソウのインパクトは非常にデカイので、見ればすぐに判別できると思います。
写真では大きさが伝わらないのでサイズ的には花の直径が約4~5㎝前後はあるのかと思います。
高山に咲くキンポウゲ科の植物で特に大きな花を咲かせるシナノキンバイと良い勝負ですね。
これも黄色いお花でサイズがデカイので見応えがありますよ(^.^)
で、話を戻しますが、ニリンソウはイチリンソウよりも小さく、3センチ程度といったところです。
イチリンソウの名前の由来
まずは下記にイチリンソウの写真を添付したのでみてください。
これがイチリンソウです。
ではお次はニリンソウの写真をみてください。
まずは注目すべきは一株の個体から出ている花茎(花)が何本であるか数えてください。
イチリンソウは1本。
ニリンソウは2本ですよね?
これが名前の由来となった特徴なのですが、イチリンソウは一輪の花を咲かせるからイチリンソウ。
ニリンソウは二輪の花を咲かせるからニリンソウと名前の由来なっています。
しかし、私達を裏切るかのようにイチリンソウであっても必ず花が一輪とは限らず、ニリンソウであても二輪とは限らないのです!
ちなみに下記の写真はニリンソウの一輪咲きの個体です。
名前の由来とはあてにならんものですね。
確かにニリンソウは二輪咲きが多いので、二輪咲きが多いからこの名がついたと言ってもらえれば分かるのに・・・
で、イチリンソウに関しては、私は未だに一輪の花しか見たことがないので、二輪咲きの個体に出くわしてみたいものです。
イチリンソウとニリンソウを葉で見分ける
ではでは、イチリンソウ、ニリンソウの写真を使って比較しましょう!
まずはニリンソウの葉茎の写真からいきます!
ここで注目すべきポイントは葉茎に注視してください。
葉が茎の付け根にぴったりとついてますよね?
もはや葉茎はないようなものです。
次にイチリンソウです!
ちょっとみえにくいかもしれませんが、これは葉と茎の間にしっかりと葉茎があるのが分かるかと思います。
そして葉の様子もだいぶ違うかと思います。
他にも比較するポイントはいくつかありますが、このような違いで見分けることは容易ではないかと思います。
皆さんの参考になれば幸いです。
他の記事にニリンソウについて詳しくのってますので、ニリンソウについても知っておきたい方は下記の記事をクリックしてくださいませ(^.^)