フデリンドウ(筆竜胆)
リンドウ科リンドウ属
小さな小さなリンドウの仲間であるフデリンドウ。
見た目としては高山植物のタテヤマリンドウ、ミヤマリンドウのような印象ですね!
フデリンドウは彼らの低山バージョンみたいなもんです。
ちなみに、このフデリンドウの名前の由来ですが・・・
まずはリンドウ(竜胆)の由来を知ってからの方がよさそうなので、こちらからご説明!
もともと、この本家本元であるリンドウ(竜胆)の根っこが、非常に苦いとのこと。
その苦さが熊の胆よりもさらに苦いとのことで、熊よりもグレードの高い竜の胆の苦さにあてられたとの説があります。
ん~・・・
私個人の見解としては、竜は空想上の動物であって、なぜその竜の胆が熊の胆よりも苦い設定になっているのかが不思議ではあるけど・・・
まあそんな感じで竜胆の由来はお分かり頂けたでしょか(^'^)
そして、話を戻してフデリンドウ(筆竜胆)の筆の意味とはなんなのか?
下記の写真をご覧ください。
これはフデリンドウ(筆竜胆)の開花前の蕾です。
どうです?
筆っぽく見えませんか?
そう思わないかたでも・・・
そう言われてみれば全くそう見えなくはないですよね(笑)
非常に簡単な花の名前の由来となってしまいましたが、これがフデリンドウの名前の由来です!
ちなみに、タテヤマリンドウ、ミヤマリンドウと非常に雰囲気が似ていますが、これらの植物よりも低山に自生し、さらに開花時季は早春の春であるため、高山帯のリンドウと間違うことはないでしょう!
ただし、同じ低山で非常に似ているハルリンドウと間違えやすいのでご注意!
ポイントをおさえておけば見分けは簡単です!
例えば、ハルリンドウの場合、根生葉と呼ばれる茎の根本に葉が放射状に広がるのですが、上のフデリンドウには根生葉がありません。
ちなみに、フデリンドウの茎頂には複数の花をつけます。
上の写真はたまたま一つの花しかついていませんが、複数の花をつけます。
そのへんが見分けるポイントになりますよ(^'^)