ケシ科キケマン属
本州以北の日本海側の多雪地域で自生する小型の植物です。
同じ仲間で似たような見た目のヤマエンゴサクもいますが、こちらはサイズがやや大きく比較的温暖な地域に自生します。
新潟県では、弥彦山、角田山などの低山でもよく見られる植物です。
私が今回確認出来たのは弥彦山の八枚沢付近です。
春の妖精の仲間ですので、雪割草やカタクリと同じ時季に咲く植物です。
見応えで言うと、他の春の妖精に比べれば花も小さく極めて美しいわけではないですが、それほど個体数が多いわけではないので、時折見かけると少しうれしくなったりします(笑)
こうやって写真でアップにしてみると花の様子がはっきり分かりますが、山で出会う彼らの姿は本当に小さく、花に興味のない登山客には見向きもされないくらいかもしれません。
でも、よく観察してみると透き通るような綺麗な水色で、花の形も独特で春の妖精らしく可愛らしく感じられますね。
時代が発達して、今ではスマホでも花の様子はハッキリ撮影出来ますので、どんな形をしているのか家に帰ってからじっくり観察したい方は写真におさめてみましょう!
私の中で、ケシ科は毒性植物の多いイメージで、同じケシ科の『ムラサキケマン』は強い毒性を持っており、誤食すると生命の危険すらある植物です。
ただ、このミチノクエンゴサクに関しては、特に毒性があるとの情報はなく、果たして実際はどうなのか・・・
見た目は全くそのような脅威を感じさせる植物には見えませんが・・・・
もともと、この植物については情報が少ないため、今後も引き続き情報収集に努めます!
また、私の方でも随時更新していきます!