※3月2~3日 守門岳 雪洞バックカントリー
約3年ぶりに雪洞BCやってきました!
昔はあれだけやっていたのに・・・最近はサボってたかも(・・;)
厳冬期シーズンは毎週末になると雪山へ行って雪洞泊してたもんです。
息苦しいと思って朝起きたら入口が降雪で埋まってたり(笑)
酒を飲み過ぎ、寝付けなくて何度もトイレにいったり・・・
朝が待ち遠しくて何度も時計を確認したりなど・・・
過酷だったからこそ懐かしい思いでとして鮮明に記憶に残ってたり(^.^)
今回は、クライミングパートナーでもあるN君と2人で濃厚の雪洞ツアーです(^.^)
現場は、守門岳の某場所にて開催!
準備をして早速行動開始!
私のベスト5に入る最高のステージへとN氏を招待!
ちなみに彼も山スキーヤーです!
ここ最近、これといった降雪もなく、気温も高かったので雪質はクラスト状態!
序盤は傾斜がないところばかりでシールでの移動は非常に楽ちん!
序盤は沢のボトムを移動することになるため、左右からの雪崩には要注意!
ところどころ春特有の全層雪崩が発生しており、時間帯によっては大規模な雪崩も起きているので気は抜けないですね。
そして、移動を開始して約3時間が経過!
今回の雪洞のベースキャンプ地となる現場へと到着!
みてください!!
目の前に広がる平地に、周囲180度は全面滑走バーンとなっております!
写真では伝わりにくいですが、本当に凄い場所なんです!
しかも、前日に10~20㎝程度の降雪もあり、雪はけがれのない純白のパウダーです(^.^)
『写真を撮っている場合ではな!はやく滑らなくては!』
と、滑りたい気持ちはやまやまですが、ここは衝動を抑えベースキャンプを作らなくては…
まずは我らの寝床である雪洞を・・・
しかし、雪洞製作は1時間以上の時間がかかり、恐ろしくエネルギーを使うので・・・
少々一服します!
ビールでエネルギーをチャージ!!
そこそこ気温も高く、のども乾いていたのでビールが超絶うまい!
しかも晴天のため、自宅でのむビールの100倍美味しく感じられた☆
『あ~、この青空のもとでバーベキューしたいな~』
そんな妄想にひたりながら、あまりの気分の良さに滑ることはどうでもよくなってきました(笑)
と、リラックスモードに入っていると睡魔が襲ってきそうだったので、さっそく仕事に取りかかります!
さっそくエネルギーに満ち溢れた若者のN君を使って掘削作業開始☆
20代の彼はどんどん掘ってくれます(笑)
かつては一人で全て掘っていたけど、やはり2人いると楽ちんですね(^.^)
もちろん、私もちゃんと働きましたよ!
現場監督として彼に適確な指示を出していました(笑)
しっかり2人入れるスペースが出来たので、試しに入ってみました!
うん!
悪くない!
しかし、雪質が今回は硬すぎて思った以上に時間がかかってしまった・・・
1時間半の作業時間だったが、単独だったら大変な目にはっていましたね(・・;)
さて、雪洞の次は夕食会場作りです!
快適に夕飯を食べるために最強の要塞を作ります!
しっかりと雪壁を作り、そしてテーブルとイスも雪で自由自在につくります!
更に、風邪を完全にシャットアウトするため、入口をL字クランクにします!
仕上げはN君に頑張ってもらいます!
そしてついに完成!
完璧な要塞作りに約30分!
まあまあな作業効率だったかな(^.^)
と、ここまで雪洞堀りから要塞作りまで時間がとってもかかってしまったため、これから登るモチベーションが果たして湧いてくるのかどうか…
時すでに3時を経過・・・
といっても、初日のアタックは一本くらいやっときたかったので、気をふるいたたせ登り開始!
とにかく登ります!
天気が良いため登り始めてしまうと気分は滑りたい欲マックスです!
そして、この時をまってました!
陽は傾きはじめ、時は4時半過ぎ…
夕陽に照らされた山の稜線はなんとも神秘的な光景です!
泊まりの醍醐味は、やはりこの景色を十分に堪能できるところにあることでしょう!
では、さっそく私が一発ドロップインします☆
続いてN君も滑走!
雪質は緩んだ雪が冷えて半クラスト状態だったけど、特に問題なく気持ちよく滑れた!
さて、ベースキャンプへ戻り、次は夕飯です!
今回はおでんです!
更に持参した焼酎とウイスキーで乾杯!
最高の一時です!
でも夜が深まると、放射冷却の影響もあり、マイナス10度近い気温…
あまり長いは出来ず雪洞へと移動し、本日の業務を終了致します!
おやすみなさい!
あまりにも寝不足と疲労が重なってしまったせいか、翌日の起床はなんと7時!!
ここまで熟睡した雪洞泊は正直始めてでした(・・;)
遅れを取り戻すため、早々にしたくをし朝食も済ませる!
さてご覧のとおり、本日も素晴らしい晴天です!
こんな天気はもったいないってことで、早々に行動開始!
ちなみに、私は山スキービンディングの調子が悪く、ウォークモードでの移動が困難だったため、仕方なしにスキーを担いであがりました。
まあ、朝一で斜面が硬くズボズボ埋まるわけではなかった。
傾斜もそこそこあったし、スキー(シール)で登っていたN氏よりも早く登ってしまったので、担いだ方が楽だったかもしれないですね(笑)
そして、滑走エントリー口へ!
初日とは反対側の斜面を滑ってみたが、これが予想外にも極上のパウダー!
この時季にこれほどの雪質を堪能できて大満足でした!
その後はベースキャンプへ戻り、下山の準備です。
ちなみに、参考までに守門岳で最高のコンディションだった時の動画を3本アップします。
本当に最高の瞬間を味わえた2日間でした!
雪山さん!
私達に最高の環境を提供してくれたありがとう!