シラネアオイ(白根葵)
- 分類:キンポウゲ科シラネアオイ属
- 時期:5月下旬~7月初旬 山域や標高によって変化
- 分布:北海道~中部地方以北の中低山~亜高山帯 やや湿り気のあるところに自生
- 高さ:花茎の高さは20~30センチ
シラネアオイの名前の由来
タチアオイの花に似ている?
登山家なら誰しもが目にしたことはあるだろうシラネアオイ!
その花の大きさと群生するお花畑には目を奪われるに違いありませんね☆
さて、そのシラネアオイの語源、名前の由来についてご紹介します。
皆さんは、町中の沿道などでタチアオイの花を見たことがあるでしょうか?
ご存知ない方は『タチアオイ』でググって画像を検索してみてくださいませ(^^♪
恐らく『おー!』この花見たことあるぞ!
ってな感じで、少しでもお花に関心のある方なら誰も知っているかと思います。
つまり、このタチアオイの花によく似ていることからタチアオイの『アオイ』と名がつきました。
群生地である日光白根山で最初に発見?
お花あるあるですが、その名に山の名前がついていたりすると、その山で最初に発見されたことにより命名された可能性が高いです。
例えば、ハクサンコザクラ、ハクサンチドリ、ハクサンイチゲなど、メジャーな高山植物はみな霊峰白山からきています。
つまり、シラネアオイも日光白根山でその名がついた、もしくは群生地でよくみられることから名がついたと推察することが出来ます。
ちなみに由来となった山が、同じ白根山と名のつく草津白根山ではないのでお間違いなく!
シラネアオイの特徴
特別、何かに似ているだとか、覚えておかなければ見分けがつかないってことはないと思います。
それくらいインパクトがあるし、それに酷似する高山植物もいませんので!
一応ザックリと特徴をお伝えします。
- とにかく葉がデカイ ※もみじと同じく分裂葉で直径10~20㎝くらいある!
- とにかく花がデカイ
- 7㎝ほどの淡い紫色をした萼片が4枚 ※ちなみに花のように見えるのは花弁ではなく萼片
花と葉がセットになっていれば、恐らく忘れることはないでしょう!
シラネアオイの名前は忘れても、イメージとして残り続けると思います。
さらに、一面に群生した姿は圧巻ですね☆
シラネアオイの群生地 新潟県の苗場山、越後駒ヶ岳など
日光白根山以外でも標高の高い山で多雪地域であれば比較的どこでも見られます。
私の住んでいる新潟県の標高の高い山(2000m前後)では、比較的どこにいってもよく見られます。
とくに素晴らしいと思ったのが、苗場山ですね!
神楽スキー場の祓川コースから登り、神楽峰から苗場山にいくまでの道中は本当に素晴らしいお花畑ロードです!
『百聞は一見にしかず』
是非現地へ行ってご確認くださいませ!
苗場山に咲くシラネアオイの花期は、6月中旬から7月上旬にかけてとなります。
お早めにお伺いくださいませ(^^♪