ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草(3~5月)
比較的、どこにでもいる野草です。
いわゆる雑草の一種だといってもいいかもしれません。
今回のネコノメソウの撮影は、角田山にて行ってまいりました。
しかしネコノメソウとは面白い名前ですよね?
花を咲き終えたあと、裂開した果実が猫の目にみたてたことからその名があるようです。
なかなかユニークな花の名前となっており、由来をきかなくても花の姿を見るだけでも、なんとなく猫の目に見える・・・?
そんな気がしております(笑)
でも、なんとなく花の真ん中が黄色いせいか、夜行性である猫の目が暗闇に映るかのようですね。
単なる私の先入観からかもしれませんが(笑)
私以外にも、花の中心部が黄色く染まっているがゆえに、猫の目をイメージをしてしまっている方いません?
で、肝心なネコノメソウの名前の由来についてですが、由来は花期が終わり、後に出来る果実が裂開するとタネが剥き出しになり、その様子が猫の目に見えるからだとか…
実際にタネまでは観察したことがなかったので、タネが出来る季節になったら再度カメラで撮影致します。
まあ花の由来については諸説あるものばかりで、抽象的な表現でしか出来ませんが、私はこの花の見た目で『ネコノメソウ』と言われてなにも違和感がなかった人間です。
ちなみに本種のネコノメソウ属の仲間は世界に約60種ちかくいるようで、日本にも18種ちかくが存在し、そのうちに10種については固有種とのことです。
この私の住んでいる新潟県の里山では、今回ご紹介したネコノメソウ本種が多く、それこそ弥彦山、角田山の水気の多い沢沿いや湿地となる場所によく自生しています。
比較的、珍しい植物ではないのであまり気にすることもありませんでしたが、久々に見ると面白い花だなと思いながら春を感じております(笑)
ちなみに、里山で見られるネコノメソウには『ヨゴレネコノメ』と言った花もあり、こちらは見た目が汚れているからとの説で『ヨゴレネコノメ』と命名されたようです…
なんとも見た目が汚れているからとは、非常に可愛そうな花ですね…
他にも、『コガネネコノメソウ』『ハナネコノメ』なんて名前の花もありますが、これらはより花らしい姿に見え、ハナネコノメはその名の通り、本当にお花らしい姿です!
※ちなみにネコノメソウは。花は小さく花弁がなく、萼が花弁のようにみえたりする。
また、苞葉が広がって花のように見えたりと種によって様々な形を持つ。
残念ながら写真がないので、本種以外のお花の写真もいつか撮影してきますので、その時にでも掲載と解説を増やしていきたいと思います。