高城ヒメサユリ祭り 五分咲きの小径を歩く
5月19日(日)
やっぱり美しいですね・・・
なにがって、それは新潟の登山家なら誰しもが惚れてしまう美しき花・・・
そう!
ヒメサユリです(^.^)
この淡いピンク色がなんとも美しく可憐です。
ちなみに、このヒメサユリとは、ユリ科ユリ属の多年草で、主に新潟県、福島県、山形県の県境界隈にて自生する貴重な植物です。
この希少性とお花の美しさに価値が生まれ、登山者に親しまれ可愛がられているアイドル的存在です。
私もそのうちの一人です(笑)
それで、この高城ヒメサユリ祭りについては、新潟県三条市で開催している恒例のお祭りイベントで、毎年5月中旬~下旬にかけて行われています。
三条市では、市の花としてヒメサユリを謳っており、もともとこのエリア一体はヒメサユリの群生地ということもあり、このようなお祭りイベントが毎年開催されているのだと思います。
この記事を読んで行ってみたい方、興味のある方は『高城ヒメサユリ祭り』とググってもらえればすぐに検索できますよ!
ではでは、一体どんなイベントなのか、当日の様子を写真でみながらお伝えしていきます。
これは現地の駐車場になりますが、お祭り開催中の土日はご覧のように登山客でごったがえします。
お祭りといっても、人が多いだけでお祭りのような催しを行っているわけではないので、なにか食べれると思って期待はしない方が良いです。
さて、この駐車場から出発するのですが、登山口までは歩いて15~20分くらいのところです。
面倒くさい方は、定期的に送迎車が出ているので、それに乗って移動するのもありです(^.^)
ここが登山口になります。
高城城址のピークまでは、さらに40~50分ほどです。
ただ、ヒメサユリの群生は高城城址の手間までですので、山頂まで行く必要は全くありません。
むしろこの登山口から10分ほど歩くとヒメサユリが登場しますので、軽いハイキング感覚でも問題なく目的を果たせます。
さあ、さっそく10分ほど歩くと視界にピンク色のお花らしき物体が見えてきましたよ!
今シーズン初の姫様です!
これを今年も待ってました(^.^)
やっぱり美しいですね☆
そして3輪咲きのヒメサユリも!
陽が差し込んで更に美しさがパワーアップしてますね!
なにやらこのお祭りではフォトコンテストをやっているとのことで、ベストショットが採用されれば何か景品がもらえるようですよ(^.^)
写真に自信のある方は応募されてみてはいかがでしょうか♪
そして開花していない蕾のヒメサユリも!
同じユリ科の仲間であるカタクリもそうですが、実際にこうやって花をつけるのには、タネの芽生えから約6~7年くらいの年月が必要なようです。
そのため、ヒメサユリの茎につく葉が1~4枚の時は開花せず単なる葉っぱで終わりますが、5枚以上になった時に開花するようです。
それも約6年の長い熟成期間をかけてのことです。
ヒメサユリの美しさの秘訣には準備期間が必要なわけですね(^.^)
※ちなみにヒメサユリの名の由来や詳細について知りたい方は下記の植物解説記事をクリックしてくださいませ!
一応、歩いて10分くらいのところでも十分目的は果たせますが、高城城址のピークまで登ることにします。
途中、開けたところやベンチがあったりするので小休止が手軽にとれます。
しかもベンチからは残雪の守門岳が雄大な姿をもって我々の視界に入ってきます!
ここから見えているのは北斜面の硫黄沢ですね。
今年に入ってバックカントリーでは2回ほどお邪魔しました。
そうこうしているうちに山頂へ到着です!
山頂は平らなスペースが広くとれるので、ここで持参したランチを食べるのに向いています。
ちょとして公園みたいな感じですね。
しかも山頂には山小屋もあるので、雨が降っていたり寒かったりしたらそこを利用するのもありです。
実は、登山道はここで終わりではなく、更に袴腰山と呼ばれる山までのアプローチがあり、ここから更に40~50分ほどかけて登ることも出来ます。
まあここから登ってもヒメサユリはないので、私はここで下山します(^.^)
十分に目的を果たせましたので!
まあそんな感じで、ヒメサユリに会いたい方は、ちょうど今がピークだと思います!
私がいったこの日は5分咲きといった感じでしたので、恐らくこの週末はよいかと思いますよ(^.^)
是非是非、お邪魔してくださいませ!