さて皆さん!
山登りをしていると、なんだか今日はやる気がでないって日・・・ありませんか?
もしくは、ここ最近、山に行く気力が全くないなんてこともありませんか?
そもそも、登山をしていても辛いだけでモチベーションが上がらない・・・
そんな悩みを抱えている方向けに、私なりにネガティブ思考になってしまう要因と解決策について記述しました!
山を登っていて、山頂はまだかまだかとネガティブに考えながら登っている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、山登りって自分一人だけが満足するようなやり方だと、モチベーションを維持するのは厳しいものがあります。
自分の独りよがりなエゴ登山だと、いつかは爆発してしまうわけですね!
一体なんのために山を登っているのかと思う時が出てくるかもしれません。
ではでは、一体なぜそうなってしまうのか、簡単簡潔な記事ですので気になる内容だけでも良いので目を通して頂けたらと思います!
登山のモチベーションが上がらない理由
山登りの目的が単なるピークハントになってしまっている!
これは私も同じ状態に陥ってしまっていたのですが、私が20代の頃は『日本100名山』を制覇するぞ!
と意気込んで毎週のように百名山を落とすために各地へ訪れていました。
そう!単なるピークハントで、ただ山頂を目指すだけです。
しかし、ある時疑問が湧きました・・・
『これを続けて百名山を達成したのはよいけど、将来的に意味のある行動なのか?』
そうです!
この先に私自身が成長する可能性を全く感じられなかったのですね。
確かに百名山を達成することは容易ではなく誇らしいことではあります。
でも、それは山の楽しさを本当に分かって登山をしているとは言い難いものです。
花の名前も分からないし、樹木もいまいち見分けがつかない・・・
山に潜むリスクや危急時の対応なども知っているようで全く知らない・・・
その状態は、登山にそこそこプライドを持っている者として非常に気持ち悪かったですね。
そんな私は生涯を通して山と触れ合っていきたいと思うようになり、せっかくなら山を仕事としてできないものかと考えるようになりました。
実際には、まだ収益化につながるような状態ではありませんが、今でもその志は変わりありません。
仕事となると、当然ながら人に山の魅力を伝えていかなくてはいけないので、ただ何も考えなしに山頂を目指すだけの登山では誰も魅力を感じてくれません・・・
だから、このまま百名山を目指すだけの登山はやめようと思ったわけですね。
話を戻しますが、ピークハントを主に登っていると、いつか苦しくなってきます。
極端な話、日本全国すべての山を登った瞬間・・・
次はなにを目指しますか?
まあ日本全国の山はあり得ない話しですが、登る対象を失ってしまっては目標がないのでモチベーションが下がりまくりです・・・
頂上を目指すだけでなく、その過程を楽しめる登山のほうが絶対にいいですよね?
チャレンジ精神が薄れている
ある程度登山になれてくると、新鮮さがなくなり楽な方法ばかり考えるようになります。
跡えば、初心者の頃は山の頂上でお湯を沸かしてカップラーメンを食べるだけでも新鮮さがあったのに、慣れてくるとそれが普通になってきます。
最初はどうやってお湯を沸かせば良いのか考えを巡らせ、バーナーが必要だったり、クッカーが必要だったりと、道具を揃えることからスタートします。
次に使い方を練習しようと自宅で使ってみたりワクワク感に満たされた状態です。
そして予定通り山の頂上でカップラーメンが食べれた時は最高に嬉しいですよね?
これを読んでらっしゃる方はとっくの昔に卒業されていらっしゃり、とんでもなく次元の低いことを話してるなと思われているかと思います。
でもはじめての時はそんなもんです。
仕事でもスポーツでもそうですが、人間誰もが最初は出来ないけど、慣れてくると無意識に手足を動かすこともできるものです!
チャレンジするから登山も面白いはずなのです!
私も以前は山でケーキを焼いたり、パスタを作ったりなど、このサイト名のグルメ登山に恥じない活動を続けていたのですが・・・
最近はどうもご無沙汰してるようです・・・
チャレンジ精神が薄れてきているのを自覚しているので、ちょいちょい変えていかなくてはと思っております。
面倒でも、常に新しいことをやっていかないとモチベーションが下がるだけでなく頭もさび付いてくるので気をつけましょう!
登山のスタイルを決めつけている
一般的に登山とは、整備された登山道を登ることが登山と認識されている方が多いかと思いますが、あくまでも山を登る行為ですから、山登りのスタイルは多岐にわたります。
例えば、クライミングに関しても岩を登る行為ですが、山の中の岩を登っているのですから、これも登山と捉えることは出来ます。
そして、沢登もありますが、これも沢を遡行して登っているわけですから、広義では登山とも言えます。
他にもバックカントリースキーやアイスクライミングなどもありますが、これらも広義では登山と言えるでしょう!
そのイレギュラーな登山に対し、あれは危ないから俺はやらない・・・
楽しさがいまいち分からない等と、まだやってもいないのに決めつけている方が非常に多いのが残念・・・
これは価値観を決めつけてしまっているため、これではせっかくの山の魅力をたくさんの方と分かち合うことが出来ません。
楽しさというものは、やはり誰かと共感出来たり話し合えたりすることで生まれるものではないでしょうか?
それをやってもいないのに、自分はああだこうだと言われても食わず嫌いな大人と同じです。
やってみたら『お!意外と面白いじゃん!』って方は非常に多いのです。
もちろん、自分には合わないなと思われる方もいらっしゃいます。
登山の視野を広げることは、自分の可能性を広げ、より高いモチベーションで山の世界で活躍できるかもしれません。
モチベーションを上げるためにはどうすれば?
ざっくりと私が思うモチベーションの低下の要因をあげてみました!
①山登りの目的が単なるピークハントになってしまっている!
②チャレンジ精神が薄れている
③登山のスタイルを決めつけている
この3点に共通しているものは、どれも子供心のような新鮮さが失されていることにあります。
単なるピークハント目的の登山は、いずれ山を辞めていく方に多い特徴です。
ではどのように改善していけば良いのか?
以下のことを意識するとモチベーションアップに繋がるかと思います。
山の自然に興味を持つ
これはピークハンターだった当時の自分が真っ先に実践したことですが、まず植物に興味をもったことで大きく変わりました!
当時、お花や樹木に全く興味がなかった自分ですが、今後仕事として山の魅力を伝えていく際に絶対に必要だと思ったのが自然解説だったからです。
『このお花なんていう名前なの?』
そう聞かれて答えられないのは完全NGです!
自信をもって花の名前を答え、さらにその花の特徴や小ネタを併せて紹介することで自分自身の存在意義が成立するのです。
質問してくれたお客さんの知りたい情報を提供できてこそ、自分に少なからずの価値が生まれるわけですね!
相手が満足してくれれば自分にとっても非常に嬉しい限りです。
そうやって私は人の役に立つような人間でありたいと思い、植物を専門的に調べていきました!
これが自分にとっての最大の動機付けです。
そしてある程度の専門知識が増えてくると、様々な疑問が浮かぶようになり、心の底から知りたいと思うようになります。
この領域になった時、はじめて山のピークがどうでもよくなります。
むしろついてに登ってやろうかと思うくらいですね。
これが私の思う登山のモチベーションの動力源となっております(^^)/
面倒くさいと思うことを継続する!
チャレンジ精神が薄れるとマンネリ化した登山となり、面白みに欠ける内容となってしまう。
それが結果的にモチベーションが下がるとお伝えしました。
では面倒くさいこととは具体的にどんなことをすればよいのか?
それは非常に単純で、一度もやったこともないことを山で行えばよいのです!
そこは想像力を膨らませ『山で誰もやらないような料理を作ってやろう』とか・・・
山の頂上で優雅にコーヒーを飲みながら読書をするとか・・・
何度も登っている山を全力で登ったらどのぐらいの時間で頂上に到達できるのか等・・・
なんだっていいのです!
人に対して『自分はあの山でこんなことをやったんだよ』って感じでちょっぴり誇れるようになると思います。
変わったことをすれば、人はその話を聞きたがるものです。
登山やったことがない人でも興味を持ってくれるようなレベルならOKですね(笑)
そうやって、誰かが話を聞いてくれるようになれば、また山で面白いことをやってみようかなと山登りのモチベーションへと変わることでしょう!
是非、準備や情報収集など大変かと思いますが、定期的に遊び心を全開に変わった登山をしてください!
クライミングや沢登にもチャレンジしてみる
私がオススメするのは、一度プロの山岳ガイドの方に依頼して、ちょっぴりエキサイティングな世界を堪能してみてください!
もしかしたら、あなたの世界観を良い方向にぶち壊してくれるかもしれませんよ(笑)
現に私もその一人です!
もともと私はクライミングをするような人間ではなく、むしろこんなヤバイ世界に誰が首を突っ込むかと思っていました。
しかし、私も山で仕事をするためには様々な情報を知っておく必要があるため、ある尊敬するガイドの方からクライミングを教わりました。
その瞬間から世界観が変わり、今では定期的にボルダリングジムで体を鍛えています。
このクライミングの効果は面白いだけでなく、体の健康面にも絶大な効果を生み、更に体の動かし方など、普通の山登りのパフォーマンスにも大きな影響を与えます。
やらないのは本当にもったいないくらいですね!
そのように、新境地を開拓してくれるかもしれませんので、より山の楽しさが分かるようになり、より高いモチベーションで登山を行えるようになるはず(^^)/
最後に
子供のような遊び心と探求心は現代の大人には必要な要素であると思います。
常に新鮮な気持ちとチャレンジ精神を持ち続け、人に自分がやったことを自信をもって語れる大人になりたいものです。
そのワクワク感があれば、どんな山でも楽しく過ごすことが出来るのではないでしょうか(^^)/