2019年3月30日 角田山登山
登山ルート:ほたるの里コース~五ヶ峠コースをぐるっと一周
本日も行ってしまいました!
また角田山へ(笑)
とにかく、この時季の角田山は春の妖精があちらこちらに咲きまくっているので、この機会を逃すまいと足繁く通っております!
特に今年は雪割草やカタクリの開花が例年より早く、もうダメかなと思いつつ角田山を登ってみました(^.^)
天気が崩れるとのことだったので、馴染みの『ほたるの里登山口』を8時に出発!
するとすぐにお花のお出迎えです☆
キクザキイチゲです!
すでに3週間前には開花していましたが、まだまだ元気に健在でしたよ(^.^)
更に足を進めると・・・
『オクチョウジザクラ』が開花しております!
新潟県では里山に多く自生しており、ヤマザクラよりも一足早く花を咲かせます。
ちなみに、このオクチョウジザクラを漢字で書くと「奥丁字桜」と書きます。
下記の写真を見てください。
上の写真のように、オクチョウジザクラは花柄が長く、これが横から見た時に『丁』の字のように見えることから奥丁字桜の名前の由来とのことです。
登山開始からいくらか観察できるものがあって楽しいですね(^.^)
そして雪割草も元気に咲いておりました!
数は明らかに少ないですが・・・
3週間前に同じ場所に咲いていたくらいですから、既に残された雪割草のラストバッターが咲いているといったところでしょう!
そしてお目当てのカタクリも開花しております!
早朝で気温も低かったため、かなり凹んでいるカタクリばかりでしたが、それなりに元気のあるやつを激写しました!
やっぱりカタクリは見応えありますね☆
下山する頃にはもっと元気になってることを期待しつつ足を進めます!
お次はなにが現れるのかな・・・
思わず魅了されてしまうほど真っ赤で光沢のあるアオキの実です!
まさに赤い宝石ですね(^.^)
実は、植物のアオキさんにも人間と同じように性別があるのって知ってました?
その個体によって男性女性と別れる特殊な樹木で、これを植物の世界では雌雄異株と呼んでいます。
ちなみに下記の写真をご覧ください!
この方がアオキさん(男性)です。
そして下記の写真をご覧ください!
こちらのアオキさんは女性の方です!
違いについては、花が密集して咲き、男性側では雄しべが4本あるのに、この上のアオキ(女性)さんは当然ありません!
とまあ、実際に現場で観ないと分からないでしょうから、気になる方は私のツアーにご参加ください!
アオキさんのことを一生忘れないくらい解説しますので(笑)
さてさて更に足を進めます!
お花は咲いているけど、新緑はまだまだって感じですね。
しかも、最近は雪が降ったりと気温の上がらない日が続いているので、植物達の芽吹きを足止めしてますね・・・
と、角田山で思わぬものを発見!
フキノトウです!
角田山の登山道では一度もお目にかかったことがないので意外でしたね!
しかし、まだ今年に入って春の山菜を食べてないので・・・天ぷらにしてこいつを食べたいな(笑)
山頂直下の分岐まできました!
このあたりは3週間前だと花は一切なかったけど、今はそれなりに咲いてますよ!
間もなく山頂ですが、最後の急登を登りきらなくてはなりません。
そして・・・
角田山、山頂頂到着です!
先日降った雪が少し残ってますね。
所々うっすらと雪は残っていますが、登山するにあたって全く問題はありません。
山頂に到着したのが9時半くらいでしたが、すでに登山客はそれなりにいらっしゃいました!
まあ写真は全く人気を感じさせるものではないですが・・・
せっかくなので、山頂を適度に満喫するため、行動食と持参したテルモスでインスタントコーヒーを体に流し込む。
10分ほど休憩し、同じ道を辿らず五ヶ峠へと足を進める!
すると道中に面白い妖精を発見(^.^)
ショウジョウバカマのお出ましです!
あんまり綺麗に撮影できず申し訳ないです。
花が放射状に広がり、根本の葉っぱは地面を這うように広がっています。
この花の由来についてはなかなか面白いですよ!
由来は2つあります。
一つ目は、赤みを帯びた花の色が『猩々(しょうじょう)』という中国の空想上の動物の毛の色に似ていること。
二つ目は、地面に這うように広がった葉っぱが袴(はかま)のように見えること。
それが猩々袴(ショウジョウバカマ)と言われる由縁なのだそうですよ!
さて、灯台コースと五ヶ峠の分岐まできました。
ここを左に折れて五ヶ峠へと足を進めます!
すると凄いですよ!
五ヶ峠はカタクリ祭りです!
あまりにたくさん群生していて鮮度が良かったので撮影しまくりです(笑)
やっぱりカタクリはいいですね!
本当見応えがあります!
他にもこんなお花もございます。
タチツボスミレです!
正直、スミレは種類が多すぎて分類も難しいものですね・・・
そして、五ヶ峠の登山口付近までくると・・・・
雪割草の植物園のようなところがあり、雪割草を大量激写。
そして、下山完了!
ほたるの里までゆっくり歩いて帰ります!
ほんの3時間程度の登山だったけど、非常に有意義に一日を過ごせました。
ほんの限られた期間でしか見ることの出来ないお花は貴重です。
毎年、この時季になって雪割草やカタクリを見ているとこのように思うことがあります。
私達がどれだけ長く生きたとしても、100年がよいところですよね?
そう考えると、残された人生であとどれくらい雪割草を見ることが出来るのか?
どれだけカタクリを見ることができるのか?
正直、山の時間というのは賞味期限だらけですね。
当然、私達の体にも自由に動ける有効期限があります。
生きていられる年数と自由に動ける年数は全く違います。
だったとしたら、ボケっとしている時間は全くの無駄です。
寝ている時間も無駄です。
いや、それは言い過ぎたかな・・・(笑)
1年の限られた期間のなかで、ボケ~っとしていると機会を逃してしまうことがとても多いのです。
『今年こそは雪割草を見るぞ!』
『今年こそはカタクリを見るぞ!』
山菜だって、春のこの時季を逃してしまっては、他の季節では食べれませんからね!
だから山は変化があって面白のかもしれません。
そして、限られた人生、限られた時間をもっと有効に使い、もっともっと自分も頑張らなきゃなと思ったりします。
なぜか春になると、この時間と有限という言葉が頭の中をぐるぐる徘徊してくるのですね(笑)
なにがいいたいか分からなくなってきましたが・・・
皆さん!
山に行きましょうよ(^.^)