バラ科キイチゴ属の落葉小低木
花期は3月~4月
早春の低山を登るとよくみかけるクサイチゴ。
キイチゴのしては背丈が非常に小さく、20-60cmと低く、草本(草花)のように見えるため、このように呼ばれておりますが、実際は木本(樹木)の部類です。
まあキイチゴですから樹木であるのは当然ですが、実際に見てみるとその辺の雑草と同じように生えているのでまさか樹木だとはだれも思わないでしょうね(笑)
ただ、生命力は雑草と同等に強く、刈っても、根からまた生えてくるようです。
全体に短い軟毛が密生し、裏面の葉脈、葉柄には小さい刺がある。
バラ科らしいトゲトゲもしっかりついてます。
ちなみに、クサイチゴは花期が終わると今度は美味しそうな真っ赤な身を実ります!
実際に私もなんどか食べたことがありますが、キイチゴの仲間の中では酸味が少なく甘味が強く積極的に食べたいなと思うほどでした!
さてさて、クサイチゴの見分けのポイントですが、葉は奇数羽状複葉で、花枝には3小葉、徒長枝には5小葉がつきます。
バラ科の植物に多い傾向ですが、頂小葉は卵形か長楕円状卵形、側小葉は卵形で先はとがり、縁は細かい重鋸歯があります。
花は写真同様に白色で5弁花。花弁は卵円形となり、花の中央に雌蕊が多数あり、その周囲に多数の雄蘂。
と、本来なら写真を掲載して解説すべきですが、直近で撮影した写真1枚しかなかったため、また果実の実る時季に再度更新致します!
またご覧になられることを期待しています(^.^)