月別アーカイブ:2019年04月

樹木の解説ブログ

2019/4/12

ナニワズ  ※夏までに坊主になる不思議な樹木

『ナニワズ』 :別名ナツボウズ ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 落葉小低木     夏に葉を落とすことからナツボウズという異名がついたようです。 秋から新しい葉と翌春の花の蕾が生えるイレギュラーな樹木です。   「ナニワズ」という言葉は、オニシバリの長野県における方言 のようで、長野県の方が地元に生育するオニシバリに似た本種を 北海道で見つけ、それをナニワズと呼んだのが始まりではないかとの説。   実は、ナニワズは雌雄異株の樹木で、アオキ同様にオス、メスと別れています ...

登山ブログ

2019/6/19

国上山 カタクリが彩る早春の魅力溢れる登山道

  2019年4月7日(日)  新潟県 国上山   さて、最近は春の妖精を探しに低山へ通いまくっている私ですが、ノーマークだった国上山にも行ってまいりました。   全く期待もせず、なんとなくお花はあるだろうなといった感覚ですね!   結論から言うと、私の想像を遥かに超えた素晴らしい世界をかもしてました♪   まあ、国上山を完全になめてましたね…(笑)   ちなみに、今回の入山ルートは『道の駅 国上』にてスタートしました。   &nbsp ...

樹木の解説ブログ

2019/6/13

オクチョウジザクラ  ※多雪地域に咲く控えめな桜

オクチョウジザクラ バラ科サクラ属の落葉広葉樹 開花時期は3月~4月     オクチョウジザクラとは、雪国の里山に多く自生する野生の桜です。 私の住んでいる新潟県では、弥彦山、角田山の麓、その他低山でも多く見られます。   正直、ソメイヨシノのような観賞専用に改良された桜に比べれば花も小さく観賞価値は高くありません。 しかし、早春の里山は彩のない無機質な状態ですので、オクチョウジザクラの開花は雪割草やカタクリ等のように色の変化を与えてくれます(^.^)   そのよう ...

樹木の解説ブログ

2019/5/4

アオキ 実は凄い樹木!赤い果実に秘められたカラクリと特徴!

アオキ科アオキ属の常緑樹 開花時期は3〜5月   褐色または緑色で枝先に穂のようにつけ、花弁を4枚有し、子房下位、単性花で雌雄異株である。   新潟県で見受けられるアオキは、豪雪地特有に進化したヒメアオキという品種に分類され、無雪地帯のアオキと違い全体的に小型。   寒さに弱く、氷点下の寒さにさらされると枯れてしまうため、新潟県のような雪の多い地域では雪に埋もれることで生存を可能にしている。   以下、アオキの生態について解説します!   いたってどこにで ...

お花の解説ブログ

2019/6/13

ネコノメソウ(猫の目草)  名前の由来が気になるこの花は一体どんなお花?

ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草(3~5月)   比較的、どこにでもいる野草です。 いわゆる雑草の一種だといってもいいかもしれません。 今回のネコノメソウの撮影は、角田山にて行ってまいりました。     しかしネコノメソウとは面白い名前ですよね? 花を咲き終えたあと、裂開した果実が猫の目にみたてたことからその名があるようです。   なかなかユニークな花の名前となっており、由来をきかなくても花の姿を見るだけでも、なんとなく猫の目に見える・・・? そんな気がしておりま ...

お花の解説ブログ

2019/5/4

ミチノクエンゴサク  弥彦山に咲く春の妖精 

ケシ科キケマン属   本州以北の日本海側の多雪地域で自生する小型の植物です。 同じ仲間で似たような見た目のヤマエンゴサクもいますが、こちらはサイズがやや大きく比較的温暖な地域に自生します。 新潟県では、弥彦山、角田山などの低山でもよく見られる植物です。   私が今回確認出来たのは弥彦山の八枚沢付近です。       春の妖精の仲間ですので、雪割草やカタクリと同じ時季に咲く植物です。     見応えで言うと、他の春の妖精に比べれば花も小さ ...

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