キクバオウレン『菊葉黄連』
キンポウゲ科オウレン属
オウレンと名のつく植物は非常に多く、その中でも山林でよく見かけることの多い植物がキクバオウレンです。
低山の林床に自生しており、春の雪解けから間もなく開花する春の山野草ですね。
そしてオウレンは生薬として名高い薬効のある植物です!
薬草の中でも最上位にランクインするとのことで、優れたパワーを持った植物のようです(^.^)
オウレンの根茎には、薬効成分であるベルベリンが含まれ、この成分は殺菌作用や抗炎症作用、更には脂肪分解作用などが期待されるそうです。
主に使われる用途としては、下痢、腹痛、消化不良といった整腸目的に使用されることが多いようです。
それこそ、ツムラの漢方ではオウレン使用した漢方薬が販売されていますよ(^.^)
のぼせ、二日酔い、皮膚のかゆみ等に効果があるようで、殺菌効果があるだけに皮膚病対策にもなるようです。
そして、気になるこの植物の名前の由来はと言うと薬効成分のある根茎に答えがあるようです!
どうも根茎の色が黄褐色のようで、それが連なっていることからオウレン『黄連』と名づけられているとのこと(^.^)
実際に掘り起こしたことがないので、機会があれば見てみたいものです。
あと、根茎は非常に苦いとのことなので、実際にかじって味見もしてみたい気もします(笑)
さて、今回掲載したキクバオウレン以外のも、セリバオウレン、コセリバオウレン、ミツバオウレンなど、山を歩いていると多種多様なオウレンの仲間たちがいます。
ミツバオウレンを除いて、花の見た目はそっくりさんで、一体どう違うのか選定に苦しむ場面があります。
その見分け方としては、葉っぱをよく観察することで判別できます。
キクバオウレンは、葉のつき方が1回3出複葉。
※下記の写真は本種
セリバオウレンは2回3出複葉。
コセリバオウレンは3回3出複葉。
出来れば、他の2種も写真を用いての解説を行いたいのですが、添付する材料がないので、これから探す旅に出たいと思います。
また入手出来次第、こちらに掲載したいと思います。
以上の葉っぱの違いについて知りたい方は、ネットを検索してもらえるとスッキリするかと思います。
他力本願で申し訳ないです・・・
今年中には更新するので、覚えていたら見てくださいませ(^.^)